記事・レポート
チャイナ・フリー 中国製品なしで暮らす1年間
~今求められる消費者の品格~
BIZセミナーその他
更新日 : 2008年11月10日
(月)
第2章 おもちゃや電気製品はもちろん、ブランドスーツも中国製
サラ・ボンジョルニ: 1年間で学んだことを、これから皆さんと共有していきたいと思います。非常に普遍的な学びもありましたが、私が学ばなかった重要なこともあります。また、私の家族にしか適用されないようなものもあります。すごく心配になる話もあるかもしれませんが、私と同じように、みなさんも面白いと思ってくださる話もあるかもしれません。
まず最初に学んだのは、私たちの日常生活に中国はあらゆる意味で入り込んでいるということです。もちろん、中国がおもちゃや電気製品の大手輸出国だということは、もともと知っていました。でもこの1年間、身の回りにあるものをしっかりと見て分かったのでが、ほかにも例えば高価なデザイナーの洋服、1,000ドルぐらいするようなスーツ、ウェディングドレス、それから家具、チョコレート、キャンディ、私の娘が食べているようなクリスマスキャンディについても、中国は大きな輸出国だということが分かりました。本当にいろいろと、ごく一般的な消費製品が中国から大量に輸入されているのです。
アメリカではさまざまな製品が消費されていますが、そのうちの65%~70%が中国でつくられていると言われています。一般的なコンシューマー製品については、ほとんど100%のシェアを中国は持っているわけです。
中国が優勢、場合によっては中国でしかつくられていないようなものを挙げてみると、ビデオゲーム、ホリデーの飾りつけ、ランプ、携帯電話、おもちゃなど、いろいろありました。アメリカで子どもの誕生日を祝おうとしたら、やはり中国製品は必要になります。なぜかというと、アメリカで売られている誕生日ケーキのローソクは、すべて中国製だからです。おもちゃは全部ではありませんが、私の子どもたちが欲しがったものは、ほとんどが中国製でした。
中国からしか入手できないもものとして、モンスタートラックやライトソードというおもちゃがあります。私の息子は当時4歳でしたが、これをすごく欲しがったんです。でも買ってあげられませんでした。
こうしたことから、この1年間、いろいろな面白いファミリードラマが発生しました。中国製品をボイコットするということは、場合によっては必要なものが全く買えないということでもありました。ほかの国でつくられている製品がなかったからです。
この1年間の実験の間、入手できなかったものとして、ラップトップコンピュータ、iPod、電話などがあります。私は幸運にも携帯電話を落としたり、壊したりしませんでしたが、アメリカで売られている携帯電話はすべて中国製でしたので、もしも携帯を壊してしまったら、1年間のボイコットを続けられたかどうか自信がありません。
まず最初に学んだのは、私たちの日常生活に中国はあらゆる意味で入り込んでいるということです。もちろん、中国がおもちゃや電気製品の大手輸出国だということは、もともと知っていました。でもこの1年間、身の回りにあるものをしっかりと見て分かったのでが、ほかにも例えば高価なデザイナーの洋服、1,000ドルぐらいするようなスーツ、ウェディングドレス、それから家具、チョコレート、キャンディ、私の娘が食べているようなクリスマスキャンディについても、中国は大きな輸出国だということが分かりました。本当にいろいろと、ごく一般的な消費製品が中国から大量に輸入されているのです。
アメリカではさまざまな製品が消費されていますが、そのうちの65%~70%が中国でつくられていると言われています。一般的なコンシューマー製品については、ほとんど100%のシェアを中国は持っているわけです。
中国が優勢、場合によっては中国でしかつくられていないようなものを挙げてみると、ビデオゲーム、ホリデーの飾りつけ、ランプ、携帯電話、おもちゃなど、いろいろありました。アメリカで子どもの誕生日を祝おうとしたら、やはり中国製品は必要になります。なぜかというと、アメリカで売られている誕生日ケーキのローソクは、すべて中国製だからです。おもちゃは全部ではありませんが、私の子どもたちが欲しがったものは、ほとんどが中国製でした。
中国からしか入手できないもものとして、モンスタートラックやライトソードというおもちゃがあります。私の息子は当時4歳でしたが、これをすごく欲しがったんです。でも買ってあげられませんでした。
こうしたことから、この1年間、いろいろな面白いファミリードラマが発生しました。中国製品をボイコットするということは、場合によっては必要なものが全く買えないということでもありました。ほかの国でつくられている製品がなかったからです。
この1年間の実験の間、入手できなかったものとして、ラップトップコンピュータ、iPod、電話などがあります。私は幸運にも携帯電話を落としたり、壊したりしませんでしたが、アメリカで売られている携帯電話はすべて中国製でしたので、もしも携帯を壊してしまったら、1年間のボイコットを続けられたかどうか自信がありません。
チャイナ・フリー 中国製品なしで暮らす1年間 インデックス
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第1章 なぜ「中国製品を買わずに1年間生活してみよう」と思ったのか
2008年10月29日 (水)
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第2章 おもちゃや電気製品はもちろん、ブランドスーツも中国製
2008年11月10日 (月)
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第3章 中国製以外の子ども靴を見つけるのに2週間。かかったお金は約5倍
2008年11月21日 (金)
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第4章 チャイナフリーの実験で、親戚や家族関係に危機が生じることも
2008年12月05日 (金)
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第5章 「Made in China」以外にも中国製はある
2008年12月05日 (金)
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第6章 「安いから買う」という消費生活からの脱却
2009年01月29日 (木)
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第7章 中国に対して背を向けるわけにはいかない
2009年02月19日 (木)
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第8章 中国との貿易はいいことなのか、悪いことなのか
2009年03月04日 (水)
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第9章 「チャイナフリー」。言うは易く行うは難し
2009年03月11日 (水)
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第10章 グローバリゼーションは私たちの生活を本当に豊かにするのか
2009年03月19日 (木)
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第11章 たくさんの好きなものに囲まれる生活が一番豊かなのか?
2009年03月27日 (金)
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第12章 「ものの豊かさだけでは人間は幸せにはなれない」
2009年04月08日 (水)
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第13章 価格を追求するアメリカ、品質を追及する日本
2009年04月27日 (月)
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第14章 日本の親は、子どもが欲しがるものを何でも買い与えてしまう
2009年05月19日 (火)
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第15章 「恥知らずな生活」を見直そう
2009年06月04日 (木)
該当講座
中国——この急成長を遂げる屈指の製品輸出国ほど、21世紀のグローバル経済が引き起こす功罪に深く関わっている国はないでしょう。中国製品には、安心・安全、環境問題、格差問題、資源獲得競争、少子高齢化など、世界の多くの国が共有する社会問題が凝縮されているといってもいいでしょう。しかし、私たちはそうした問題....
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