石倉洋子のグローバル・ゼミ

ゼミでの失敗を糧に、世界へ

グローバル•アジェンダ•ゼミナールのメインファシリテーター、石倉洋子さんに聞く

更新日 : 2009年11月06日 (金)

第8章 ゼミからダボスへ、そして世界へ


今回のゼミのなかから、いずれダボス会議やサマーダボスに参加する人が巣立つといいですね。

それがこのゼミの目的のひとつです。ここで場数を踏んで世界に出て行ってほしい。それこそが、私がダボス会議で経験したことや学んだことを若い世代に伝えていく目的でもあります。ゼミでは、ダボス会議のリソースも使って課題を解決する最新のワークショップを体験してもらいます。ゲストに今世界の課題を解決しようと活動している若手を招きます。ゲストに活動や課題を説明してもらったあと、ゼミ生とがんがんディスカッションしてもらって、ゼミ生に課題を解決するアイディアをたくさん考えてもらおうと思っています。

授業はやはり英語が中心ですか?

プレゼンテーションは英語です。討論も原則英語ですね。やはり、ダボス会議を目指すような人は英語でプレゼンやディスカッションに慣れることが大事ですから。だから、ここで場数を踏んでもらう。失敗もどんどんしてもらう。いわば、失敗のためのプログラム。失敗することはとても意味があることですから。

最後に、どんな人にこのゼミで何を学んで欲しいか、メッセージをお願いします。

世界で活躍したい人、仕事の枠を越えて世界が直面している問題について考えたり、解決策を議論したい人。何でもチャレンジしたい人。自分の実力を発見して21世紀の世界のどこでも自分の力を発揮できるようになりたい人、Will(〜したい)という意欲を持った人、ぜひここに集まってください。

このゼミナールでは、世界が直面する課題について、当事者から話を聞き、ゼロベースで課題を考え、解決策を討論し、アイディアを出し合います。そのなかで世界のディスカッションルールや新しいブレーンストーミングの方法を学びながら、英語でのプレゼンテーションや討論に挑戦しましょう。最初の失敗をここで経験してください。ここで場数を踏んで、ダボスを、世界を、目指しましょう。

(文・構成 太田三津子/撮影 御厨慎一郎)

プロフィール

石倉洋子
石倉洋子

一橋大学名誉教授


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