VISIONARY INSTITUTE
第5回 日本の未来の言葉
~よりよい未来のために発想を広げる・情報を繋げる・行動を発する~
よりよい未来への卓見力を育むための-VISIONARY INSTITUTE(ヴィジョナリーインスティテュート)-が、2010年4月からの連続開催で巻き起こした『意識改革(マインドイノベーション)』。その成果を継承し、2012年9月より海外視点から日本力と、その可能性を見つめる全5回の連続セミナーを開催します。国内から国外へ視野・視点・視座を広げ、また、海外から日本国内を振り返り、「今、私達のよりよい未来のために発想を広げておきたいこと」について、異文化の中に二項同体の確かな架け橋を通じて学ぶ機会です。
日時
※本セミナーは、日本語での開催になります。
※本セミナーに先駆けて1/18(金)にライブラリーメンバーを対象にしたワールドカフェを開催します。
内容
私達のよりよい未来に向かって、現代の日本はどのような針路を得られているのでしょうか。「3.11」後にあって私達は未だ、確かな道を見つけることができていないかのようです。その大きなヒントを、アーサー・ビナード氏の豊かな日本語を通じて探します。
アーサー・ビナード氏は、1990年に単身来日後、日本語を習得。母国語である英語と日本語で作品を発表。松岡正剛氏の書評サイト「千夜千冊」では『東京に来てからでもすでに十数年、日本人よりずっと深々と日本語の「をかし」と「もどき」を味わっている。』と評されています。現在はラジオのパーソナリティも務められ、文字だけではなく声による表現者でもあります。
※アーサー・ビナード氏サイトはこちら
今、私たちは何をどのように語り合う必要があるのでしょうか?
詩人の眼がとらえる現代社会に投げかける核心的問題によって、私達はあらためて日々の営みを深く見つめることになるでしょう。
本VISIONARY INSTITUTEは、2010年に設立。その当初から、日本国内の時代の先端を見渡している見識高い教授陣によりシリーズセミナーを開催しました。そのなかで、参加者がぜひ機会があれば話を伺いたいという希望が寄せられていた講演者が、アーサー・ビナード氏でもあります。
海外視点から日本の美質と不足を見つめることで、世界の中の日本の可能性を学ぶ機会、「VISIONARY INSTITUTE 2012シリーズセミナー」は、ビナード氏の講演により、未来志向の確かな表現方法の獲得に迫ります。
■「VISIONARY INSTITUTE-2012 Seminar」のこれまでの履歴
第2回(エバレット・ブラウン氏:ブランズフィールド代表)は、「日本の文化力」について、日本の原風景の湿版写真作品とともに日本の物語創造について展開。日々の生活のなかに「日本的なるもの」を再発見する参加者のまなざしを研ぎ澄ます契機となりました。
第3回(ジョン・ムーア氏:社会起業家)は、大地に蒔く『ほんものの種』の重要性について、対話型のアプローチで進行しました。具体的にローズマリーの鉢植えや一粒の種を前に、『生命力』を嗅ぎ分ける、私達が自然界から学び取るべき価値を新たに感じ取る衝撃が会場を包みました。
続く第4回(アルフォンス・デーケン氏:上智大学名誉教授)では、5万部ものベストセラーとなった著書『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社)を通じて、「死について学ぶことによって、同時に生きることの尊さを発見する」道を導いていただきます。日本で「死生学」を創始されたデーケン教授は、現代日本の「超高齢化社会」を生きる私たちの意識と実践がどのように進化を果たせばよいか、その「意識改革ーマインドイノベーション」について気づきを得ることができるものです。
そして、最終回である第5回のアーサー・ビナード氏による『未来の言葉』は、まさに、私達の未来をそこに映し出す概念の表出に、発見と発明を得られる機会となることでしょう。
2010年VISIONARY INSTITUTEにおいては、根本的な現代の問題解決への糸口は、何を(what)でも、どう(How)でもなく、誰(Who)という側面であるということ。リーダーが何を実行するか、どのように実行するかではなく、個人としても集団としても自らは何者なのか、行動を生み出す心の源は何であるかということに気づくことからスタートしました。現代、社会のそこここで、私達が気づきはじめていた「断絶」を克服し、「一体性」の回復へと向かおうとする、その途上に、個人の学び、私達集団の学び・組織の学びという多角的な気づきへとジャンプする時機が到来しています。
VISIONARY INSTITUTE 2012 Seminar一覧 (PDF:3.5MB)
全5回連続シリーズを通じて、現代の新たな思索と視点を得て未来、次世代へ継承することのできる「光ある指針」を導く機会を願うものです。
参考図書
ここが家だ
ベン・シャーン,アーサー・ビナード集英社
さがしています
アーサー・ビナード 岡倉禎志【写真】童心社
日本語ぽこりぽこり
アーサー・ビナード小学館
講師紹介
講座趣旨
VISIONARY INSTITUTE(ヴィジョナリー・インスティテュート)は、私達の過去・現在・未来を統合的に通観して、「今、私達が学んでおかなくてはならないこと」を創発し、よりよい未来への卓見力を育む。次世代に伝承してゆく本質的な価値創造を志向する学習機会です。
「今、私達が学んでおかなくてはならないこと~確かな未来創造へのマイルストーン」と題して有識者の方々9名をお迎えし、連続して学びを深めるVISIONARY INSTITUTE 2010に続き、本年2012年9月から5回シリーズで開催されます。2010年~2011年、東日本大震災の前後の開催となった本企画に、多くのご賛同と好評を得て、本年の継続開催が実現しました。
VISIONARY INSTITUTE 2010における、連続した「日本のマインドイノベーション」について語り継がれた講演記録の数々は、震災後の現代社会において尚一層、その示唆の意義を放ち、重要な示唆に富むものです。その成果を継承し、本年2012年は、更に、日本国内から国外へと視座・視野・視点を広げ、「今、私たちのよりよい未来のために発想を広げておきたいこと」について、外国人の方々の眼から日本の可能性を読み解いていただくシリーズセミナー企画をお届けします。今、私達のよりよい未来のために発想を広げる・情報を繋げる・行動を発する。異文化の交差の中に、二項同体の確かな架け橋を通じて、過去・現在・未来を通観して学ぶ機会です。
※2010年に開催されたセミナーの講演録は以下になります。
(2010年は全9回、2011年は緊急セミナーとして1回開催いたしました。各セミナーの概要はページの下部をご参照ください。)
「美徳のイノベーション 未来を経営する作法」(野中郁次郎 一橋大学名誉教授)(2010年4月開催)
「未来をつくるイノベーションのための文化資本」(福原義春 ㈱資生堂名誉会長)(2010年7月開催)
「創成のイノベーション 未来を創るリベラルアーツ」(佐治晴夫 鈴鹿短期大学学長)(2010年12月開催)
開催実績
ハンス・ルドルフ・ヘレン (農学者 / 昆虫学者 / バイオヴィジョン財団ファウンダー)
アリス・カニングハム (NPO法人秀明インターナショナル国際プロジェクト エグゼクティブディレクター 国連NGO担当)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2014/12/12 (金)
)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2014/11/28 (金)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2014/06/13 (金)
公益財団法人地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2014/01/30 (木)
鮎川雅子 (日産グローバル株式会社代表取締役)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2013/06/18 (火)
募集要項
日時 |
2013年01月31日
(木)
19:30~21:00 ※本セミナーは、日本語での開催になります。 |
---|---|
受講料 |
5,000円 |
定員 | 150名
※定員になり次第締め切らせていただきます |
主催 |
|
プログラム提供 | |
会場 | アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) |
※お申込期日:2013年1月31日15:00まで
お支払い方法
クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)
【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。
VISIONARY INSTITUTE 開催実績
野中 郁次郎(一橋大学 名誉教授)
2007年の『ウォール・ストリート・ジャーナル』誌で「The most influential business thinkers(最も影響力のあるビジネス思索家トップ20)」に選出された野中郁次郎氏のご講演です。
グエナエル ニコラ(デザイナー)
「日経ビル・メディアギャラリー」や「ユニクロメガストア」などのデザインをてがけるニコラ氏に、人の体験や動的視点からうまれるデザインへのアプローチについてお話いただきます。
伊藤俊治(東京藝術大学教授)
時代の先端技術とアートの関係性を通じて、これからの新しい社会創造や、よりよいビジネス創出のための人間の想像力と創造力についてお話いただきます。
福原義春(㈱資生堂 名誉会長)
未来の日本創造になくてはならないこと、イノベーションのために私達が一度立ち止まって考え抜かなくてはならない、私達の文化資本の本質についてお話いただきます。
山本哲士(東京藝術大学客員教授)
21世紀の新たな視点ともいえる、“ホスピタリティ経済”の視点から、ホスピタリティ・ビジネス創造とホスピタリティ人間形成についてお話いただきます。
松岡正剛(編集工学研究所所長)
編集という方法をめぐり、日本の文化資本への可能性、そして「言語」や「文脈」についてお話いただきます。
高間邦男(㈱ヒューマンバリュー)
正解なき時代の組織・社会・環境づくりのノウハウを解き明かし、その組織・環境を支える創造性のなかに私たちの本質的あり方を探り、確かな行動力となる新たな価値創造に向かう、人財開発のトップスペシャリストによる貴重なセミナー機会です。
的川泰宣(JAXA名誉教授・技術参与)
世界中の注目を浴びている日本の小惑星探査機『はやぶさ』の秘話を通じて、人類の宇宙探索を担う日本のロケット開発を事例に、私達の発想力・実行力・組織生産性・社会創造性の鍵を考察します。
佐治 晴夫(鈴鹿短期大学学長)
「私たちはどこから来てどこに行くのか」という根本的な問題とともに、リベラルアーツ(教養や芸術)が我々にもたらす影響そして重要性についてお話いただきます。
佐治 晴夫(鈴鹿短期大学学長)
リーダー不在といわれる現在、私達一人一人が、個人として、集団として、私達は何者であり、そして私達の動を生み出す心の源泉とは何か、その「本質」を見つめ直す機会として、「これまでの日本、これからの日本」をテーマにお話いただきます。
下山 博志氏(人材開発プロデュース企業 ㈱人財ラボ 代表取締役社長)
「VISIONARY INSTITUTE 2012」特別セミナー。日本人が考える「グローバル人材」と、米国など海外の人々が考える「グローバル人材」とはマッチしているのでしょうか?そして、海外で求められている「グローバル人材」とはどのような存在なのでしょうか?海外の視点で「グローバル人材」について考えます。
お問い合わせ先
アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
- 電話番号 :
- 03-6406-6200
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