石倉洋子のグローバル・ゼミ

グローバル・アジェンダ・シリーズ2016
オリンピックを契機に日本から芸術・文化を世界に発信する

~ロンドンの成功から東京が学べることとは~

グローバル・アジェンダ 政治・経済・国際 文化 グローバル

日時

2016年06月22日 (水)  19:00~20:30

※受付開始は18:30頃を予定しております。

※本セミナーは英語で実施されます。通訳はありませんのでご注意下さい。

終了しています

内容

 2020年東京オリンピックの開催を控え、日本から芸術や文化を世界に発信する好機が訪れています。2012年のロンドンオリンピックでは、世界中に発信されるオリンピックという「最高の場」を活用して、ロンドン及びイギリスの伝統的な文化や新しいイメージを効果的にアピールしました。ロンドンオリンピックは「メガシティでのオリンピック」として大成功を収めただけでなく、ロンドン市民、英国民の一体感を増したという点でも、モデルになると考えられています。

 このセミナーでは、ロンドンを参考にどのように新しい東京を世界にアピールするかを考えます。日本の伝統芸術、現代芸術をどうアピールするか、アジアを代表するメガシティとしての東京の役割、たとえば日本そしてアジアからどう西洋音楽と現代音楽を世界に知ってもらうか、などについてお2人のゲストをお迎えして考えます。またイギリスの文化政策、日本の文化政策の観点からも考察します。1人目のゲストは15歳の頃からイギリスに住み、世界で活躍する作曲家である藤倉大氏。2人目のゲストは在日英国商業会議所会頭のLori Henderson氏です。Henderson氏は2003年に来日し、長く東京に在住しています。セッションではお二人に自由に語っていただき、私たちへの提案をお伺いします。

 日本とイギリスは似ているところがある、と藤倉氏は言います。Henderson氏にも日英の共通点をお伺いしつつ、どのようにすれば日本の強みを生かせるかを議論します。

 一方で最近、国際的な視点で物事を考えることに加え、一つの分野だけでなく、ビジネスとアートなど複数の分野を組み合わせて、新しいアイデアを考えることの必要性が叫ばれています。異分野を組み合わせることでイノベーションを起こし、新たなビジネスチャンスが生まれると言われています。今回のゲストお二人の「音楽」、「ビジネス」というバックグラウンドから、複数の分野の掛け合わせについてもお伺いします。

 本セミナーではお二人のパネリストとともに、モデレーターの石倉洋子氏がトークショー形式で進行します。


“Promoting Japanese art and culture to the World on the occasion of the Tokyo 2020 Olympics”

  As we face the complex issues of the world and pursue new ideas and new concepts to resolve them, the importance of broad global perspectives and combining ideas from different fields such as business and art has been emphasized.

  The Tokyo Olympics are scheduled for 2020, and we have high expectations for this world event. London hosted the Olympics in 2012 and succeeded in demonstrating the traditional values and new vision of London and the UK to the world. It has come to be seen as a model for the Olympics in mega cities and is known for having brought a sense of unity to Londoners and the British people.

  We can learn from the experience of London how we can share traditional Japanese culture and art, in fact all that is the new Japan, with the world. Japan can also serve as a representative of Asia, mingling music from here with western music in creating the new version of merging western and contemporary music.

  For thoughts on this and other topics we welcome Mr. Dai Fujikura, a composer, who went to UK at the age of 15 and has lived there ever since, and Ms. Lori Henderson, the executive director of the British Chamber of Commerce in Japan, who is originally from UK but has lived in Japan since 2003. In this seminar, we can compare and contrast UK and Japanese government policies in the areas of culture and art with these two experts. Professor Yoko Ishikura will moderate the talk with the two guests in a talk-show style session.

  The seminar will be conducted in English without interpretation.

For those who would like to sign up in English for this seminar, please send an e-mail to biz@academyhills.com. Please make sure that you reserve your seat in advance.



活動レポート

2016年07月05日 (火)

セミナーレポート:「オリンピックを契機に日本から芸術・文化を世界に発信する」

セミナーレポート:「オリンピックを契機に日本から芸術・文化を世界に発信する」

東京がロンドンオリンピックの成功から学べることとは?20年以上ロンドンに在住する作曲家の藤倉大氏と12年以上東京に在住する在日英国商業会議所専務理事のLori Henderson氏をお迎えして議論しました。藤倉氏はアーティストや生活者としての視点、Henderson氏はビジネスとマーケティングの視点...


講師紹介

ゲストスピーカー
藤倉大 (ふじくら・だい)
作曲家
Composer

1977年大阪生まれ。15歳で渡英し、エドウィン・ロックスバラ、ダリル・ランズウィック、ジョージ・ベンジャミンに師事。英国・ロンドンに在住し、今や20年以上を英国で過ごしている。

ハダースフィールド国際音楽祭作曲家賞、ロイヤル・フィルハーモニック作曲賞、国際ウィーン作曲賞、パウル・ヒンデミット賞、尾高賞、芥川作曲賞、中島健蔵音楽賞、エクソンモービル賞をはじめ、数々の著名な作曲賞を受賞。

ザルツブルグ音楽祭、ルツェルン音楽祭、BBCプロムス、バンベルク響、シカゴ響、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、シモン・ボリバル響、アルディッティ弦楽四重奏団などから作品を委嘱され、国際的な共同委嘱もますます増えている。

ブーレーズ、エトヴェシュ、ノット、ドゥダメル、アルミンク、リープライヒ、井上道義、山田和樹らが藤倉の作品を初演・演奏している。2015年3月にはシャンゼリゼ劇場、ローザンヌ歌劇場、リール歌劇場の共同委嘱によるオペラ「ソラリス」がシャンゼリゼ劇場にて世界初演を迎えた。録音は、NMC、commmons、KAIROSから作品集が、楽譜はリコルディ社から出版されている。

His biography in English can be viewed from HERE


  藤倉大 公式ウェブサイト(日本語)
  Dai Fujikura Official Website(English)

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ゲストスピーカー
Lori Henderson (ロリ・ヘンダソン)
在日英国商業会議所 専務理事
Executive Director of the British Chamber of Commerce in Japan

在日英国商業会議所のリーダーとして、マネジメント、コミュニケーション戦略を担う。
コミュニケーションとデジタルメディアを専門とし、2003年に来日して以降、日本に在住している。2015年には日本の永住権を取得。
在日英国商業会議所の会員を代表して英国大使館を始め、ブリティッシュ・カウンシル、欧州ビジネスカウンシル等の団体と連携を取っている。

在日英国商業会議所に勤める以前は、大前研一氏が設立したビジネス・ブレークスルー大学においてプログラムマネジャー、及び、主任教授としてビデオコンテンツの製作を指揮していた。

多様性とインクルージョン、持続可能なビジネス、日本における人材プールの開発について積極的に支持しており、特に2020年の東京オリンピック、パラリンピックについて関心を持つ。

Her biography in English can be viewed from HERE



  The British Chamber of Commerce in Japan Website

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モデレーター
石倉洋子 (いしくら・ようこ)
一橋大学名誉教授

専門は、経営戦略、競争力、グローバル人材。
バージニア大学大学院経営学修士(MBA)、ハーバード大学大学院 経営学博士(DBA)修了。
マッキンゼー社でマネジャー。青山学院大学国際政治経済学部教授。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。世界経済フォーラムのNetwork of expertのメンバー。

これまで、株式会社資生堂、積水化学、日清食品ホールディングス株式会社、双日株式会社、ライフネット生命保険株式会社、富士通株式会社、株式会社商船三井社外取締役などを歴任、デジタル庁初代デジタル監、郵政公社社外理事、総合科学技術会議非常勤議員、日本学術会議副会長、その他 行政改革本部規制改革委員会委員、文部科学省中央教育審議会委員、産業クラスター研究会副座長、公正取引委員会独禁法懇話会委員、経済財政諮問会議専門委員会「選択する未来」Working Group委員など。

日本および外国企業の経営幹部研修・戦略ワークショップ、グローバル人材、多様性推進、女性活用などに関する各種セミナー、アジア・欧米の会議のパネリスト。
2010年より「グローバル・アジェンダ・ゼミナール」、2013年より「ダボスの経験を東京で」(現在はSINCA)など、世界の課題を英語で議論する「場」の実験を継続中。

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募集要項

日時 2016年06月22日 (水)  19:00~20:30

※受付開始は18:30頃を予定しております。

※本セミナーは英語で実施されます。通訳はありませんのでご注意下さい。

受講料 3,000円
定員 150名

※定員になり次第締切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期限:2016年6月22日(水)15:00まで

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
サイトURL : 
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