2007年01月30日 (火)  15:00～17:00

ベネッセコーポレーションは、まだ企業が女性の登用に消極的だった70年代後半から積極的に女性を採用し「均等待遇」「多様な働き方」を導入、女性が活躍する上で必要な風土や仕組みづくりに力を入れてきたことは衆知のことと思います。そして、今日の「教育改革」の流れの中で、2010年に向けさらなる事業発展を目指し次の1歩を踏み出しています。
本講座では、女性の登用における試行錯誤の舞台裏、女性が活躍できる制度や仕組みなどこれまでの取り組み、加えてこれから社員へ求める付加価値がますます高まる中で、人財マネジメント戦略やその運用の実態を伺います。
一方で、刻一刻と変わる経営環境の中で、「常に現場レベルで変革が促される組織や風土」とは、「社員の付加価値を高める」とはどのようなものか。マネージャーの役割、マネージャーと部下のコミュニケーション、企業における人事の役割､制度等､具体的にお聞きします。
ソニー、ベネッセの人事を経験し、製造業とサービス業、男性がマジョリティの会社と女性がマジョリティの会社の双方で活躍してきた川口氏とモデレーターの山本氏、受講者とのディスカッションを通し、ダイバーシティ・マネジメントを起点に今後の人財マネジメント戦略の課題と本質を探ります。

※ゲストスピーカーによる一方通行のセミナーではなく、少人数制、質疑の時間も設けたインタラクティブなスタイルの講座です。受講者は、講義における不明な点やご自身が抱えている課題などをゲストにお問合せいただき積極的にご発言ください。

主な内容

・ベネッセコーポレーションの人事の特徴、女性登用の試行錯誤の歴史と取り組み
・女性が活躍できる風土、しくみとは
・ダイバーシティへの意外なハードル、人事が陥りがちなダイバーシティを阻害するポイント
・社員へ求める付加価値を高める際の人財マネジメントとは
・組織の成熟度を高め、変革を促す組織をつくるために～自立変革型組織をどうつくるか
・これからの組織人財マネジメント全般について