2013年10月31日 (木)  8:00～9:30

※受付は7:45～開始します。
※本講座は通常よりお申込み期日が早めに設定されています。ご注意ください。

コラボレーション型リーダーシップを旗印とする世界最高峰のビジネススクール、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院日本同窓会とアカデミーヒルズが送る知の交流。

同校教授を始め、日本や世界を変えていこうと果敢、かつ情熱的に活躍する卒業生や関係者を招き、ケロッグならではのカジュアルな雰囲気のなかで講演やディスカッションを通じて、チャレンジ精神溢れるマネジメントの最先端や大胆なリーダーシップの真髄に触れる朝食会のシリーズです。

シリーズ第21弾目となる今回は、株式会社産業革新機構の執行役員である西口尚宏氏をお招きします。

「イノベーション」という言葉から、皆さんはどのようなイメージをお持ちになるでしょうか？おそらく、「ベンチャーキャピタル等の出資を受けたベンチャー企業やアントレプレナーによって、イノベーションが生み出される」、「その中から育ってきたベンチャー企業を、大企業がＭ＆Ａで手に入れる」というのが一般的な印象ではないでしょうか。

しかし、ITバブル崩壊後のこの10年間を見てみると、米国ではシリコンバレーに代表されるスタートアップ企業による活躍と共に、大企業の中から生まれるイノベーションも経済成長の源泉と考えられています。大企業であることが強みではなく問題であると考えている人はいまだに多く、直感に反するように思えるかもしれませんが、変化はすでに始まっているのです。

ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院では、このモーニングセッション第14回にも登壇したロバート・C・ウォルコット教授によりKellogg Innovation Network(KIN)という大企業のイノベーション研究のネットワークを組織し、対話を重ねながら実証的な研究を行ってきました。今回ご登壇いただく西口氏もKINに深く関わるとともに、日本におけるイノベーション創出にも尽力されています。

アベノミクスの「3本の矢」のなかでも最重要とされる成長戦略。そのために、日本企業は、今こそ社内で本格的なイノベーションに取り組むべきだと言えるでしょう。経済産業省「フロンティア人材研究会」での提言内容を踏まえながら、イノベーションを取り巻く世界の常識を振り返りつつ、西口氏が取り組んでいる日本版イノベーション推進プラットフォームJapan Innovation Network(JIN)や、連続的にイノベーションを生み出す仕組みづくり等についてもお話いただきます。