片岡真実(かたおか・まみ)
森美術館 副館長兼チーフ・キュレーター
プロフィール
ニッセイ基礎研究所都市開発部、東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーターを経て、2003年より森美術館。2007〜09年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン)国際キュレーター兼務。第9回光州ビエンナーレ(韓国、2012)共同芸術監督、第21回シドニー・ビエンナーレ芸術監督(2018)。CIMAM(国際美術館会議)理事、京都造形芸術大学大学院教授。日本及びアジアの現代アートを中心に企画・執筆・講演等多数。
関連講座
2019年09月
みんなで語ろうフライデーナイトvol.24
片岡真実さんと「ビジネスが現代アートから学べること」を考える
講座開催日:2019年09月20日 (金)
従来のビジネススキルだけではなく、感性も重要になっている現代。「どのようにアート作品を鑑賞・理解すればいいの?」「そもそもアートとは?」といった疑問を、現代アートのキュレーションが専門の片岡真実さんとともに考えてみませんか。
2014年11月
講座開催日:2014年11月14日 (金)
森美術館では、2014年9月20日から2015年1月4日まで、「リー・ミンウェイとその関係展」を開催します。台湾出身、ニューヨーク在住のリー・ミンウェイ(李明維、1964年生まれ)は、1990年代後半から、さまざまな方法で観客参加型のアートプロジェクトを展開し、数々の国際展に参加してきました。本展は....
2013年11月
講座開催日:2013年11月02日 (土)
政治も経済も現代アートもグローバルに繋がる今日、「インターナショナル」であることは避けられない態度のひとつであるように思えます。インターナショナル、国際化、国際性といった言葉は、国家間の協働や影響関係を考えさせるのと同時に、国家(ナショナル)の存在も意識させます。一方、国際化とは、しばしば近代化、西....
2013年10月
講座開催日:2013年10月30日 (水)
森美術館では、2013年9月21日(土)から2014年1月13日(月・祝)まで、日本のアートシーンを総覧する3年に一度の展覧会シリーズ「六本木クロッシング」を開催しています。本展では、東日本大震災以降明らかに高まっている社会的な意識を反映しつつ、日本の現代アートの「いま」を、歴史やグローバルな視点も....
講座開催日:2013年10月29日 (火)
森佳子(森美術館理事長)/片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
「アート&ライフ」—現代アートをより身近なものに—をモットーに掲げて開館した森美術館、さまざまな実践を通してその実現に取り組んでいます。今回のランチョンセミナーでは、森氏に10月18日に開館10周年を迎える森美術館のこれまでの取り組みや、今後の展望について、そして片岡氏には森美術館では現在、開館10周年を記念して「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト—来たるべき風景のために」について、また変化する社会と現代アートについてお話しいただきます。
2013年09月
講座開催日:2013年09月22日 (日)
森美術館は、2013年9月21日(土)から2014年1月13日(月・祝)まで、日本のアートシーンを総覧する3年に一度の展覧会シリーズ「六本木クロッシング」を開催します。4回目となる本展では、東日本大震災以降明らかに高まっている社会的な意識を反映しつつ、日本の現代アートの「いま」を、歴史やグローバルな....
2012年12月
講座開催日:2012年12月16日 (日)
森美術館は、2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)まで、現代美術界の奇才、会田誠の待望の大規模個展「会田誠展:天才でごめんなさい」を開催します。会田誠は、1990年代初頭のデビューから、美少女、戦争、サラリーマンなどを題材に、日本の近現代社会をシニカルに捉えた鮮烈な作品を発表し続けてきた、今日最も注目されている日本の現代アーティストのひとりです。
2012年04月
講座開催日:2012年04月22日 (日)
会田誠は、1990年代初頭のデビュー以来、美少女、日本、アメリカ、歴史、伝統、漫画、戦争、サラリーマン、美術、教育、社会通念への反発などをテーマに、隠蔽されてきたタブーやコンプレックス、本音や矛盾を様々な表現方法で発表し続けてきた、今日の日本でいま最も注目されている現代美術家、会田誠氏の全貌を公開する初めての大規模な展覧会「会田誠展」が、今年いよいよ森美術館で開催されます。展覧会のプレイベントとして、『きことわ』で第144回芥川賞を受賞した朝吹真理子氏、天文学者の小久保英一郎氏、そして辛酸なめこ氏などゲストに迎え、会田氏が私たちに発信してきたメッセージを、3部構成で読み解いていきます。
2012年02月
講座開催日:2012年02月05日 (日)
シンポジウム「理想の社会を求めて」/
本シンポジウムでは、展覧会のために来日したイ・ブル本人と、欧米を中心としたユートピア論の研究で知られているリチャード・ノーブル、究極の身体とも言うべきサイボーグ技術をとおして未来社会を見据えるサイボーグ論研究者の高橋透を招き、ユートピア論が生まれた20世紀末の時代背景に言及しつつ、イ・ブルの作品の魅力を浮き彫りにします。混迷するこの時代にそれぞれが思い描く理想の社会について、一緒に考えてみませんか。
2011年12月
講座開催日:2011年12月18日 (日)
メタボリズムが全盛を極めた1960年代は、美術、音楽などさまざまな芸術ジャンルが従来の領域を超えて活動したインターメディアな時代でもありました。なかでも、「環境(エンバイロメント)」の概念は彼らの活動をつなぐキーワードのひとつであり、それは1966年の「空間から環境へ展」を経て、1970年の大阪万博で結晶化されたといえます。本シンポジウムでは、まさにその渦中にいたクリエイターを中心に、当時の「環境」の背景や多角的な解釈、メタボリズムの概念との親和性、70年万博における広がりを検証し、そこから半世紀後の現代に生きる私たちがどのような精神を継承できるのかを議論します。
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