石倉洋子のグローバル・ゼミ

グローバル・アジェンダ・シリーズ
今年のダボス会議はここに注目しよう

~世界のリーダーが議論したトピックを理解し、日本を戦略的に発信する~

グローバル・アジェンダ 政治・経済・国際 キャリア・人 教養

日時

2012年03月16日 (金)  20:00~21:20
終了しています

内容

毎年1月、世界経済フォーラムがスイスのスキーリゾートで開催する年次総会、通称「ダボス会議」。

本年は1月25日から29日にかけて開催され、世界の政財界のトップ、国際機関、メディア、学識経験者、社会活動家、アーティストなど各界のリーダーが集い、"The Great Transformation:Shaping New Models”(大変革:新たなモデルを作る)というテーマのもと、世界規模の課題をどう解決するかについて議論されました。

今回のセミナーでは、日本人として本年のダボス会議の議論の中でどこに注目し、議論の背景をどのように理解したら良いかを、個人として参加した慶應義塾大学大学院教授の石倉洋子氏と、日本政府の官邸国際広報室の担当者として参加した加治慶光氏をお迎えして、参加者の皆さまとともに考えます。

今年は欧州危機への対応、そして世界的な課題となっている雇用問題、特に高止まりを続ける若者の失業者数が最優先事項として注目を集めました。

日本からは、俳優の渡辺謙氏が東日本大震災に関連したスピーチをしたり、野田佳彦総理が東京からビデオ会議で参加し、日本として欧州危機にどう立ち向かうか、震災を経た日本の復興の道筋について語るなど日本を発信しました。

本講座では、まず個人で参加した石倉氏の視点から、今年のダボス会議の議論で最も注目すべきポイントと、その背景を解説していただきます。また「議論するだけではなく、実行に移す」という言葉が何度も飛び交う中で、個人がダボス会議に参加し、議論だけで終わらせないためには何が必要なのか、お話いただきます。

官邸の国際広報室から参加した加治氏には、国として世界に発信する際に世界経済フォーラムとダボス会議をどのように位置づけ、今年はどのような活動を行ったのか、お話いただきます。
政府がダボス会議でとった行動の背景にあるものとは何だったのでしょうか?また今後の日本政府が発信していく上での戦略は?担当者の加治氏に伺います。

40年以上の歴史がある本会議は年々、取り扱うテーマも複雑化し、一国では解決が容易ではない課題ばかりが議題にあがっています。今年は過去最高の2,600人の参加者数を記録し、多様な人々が参加することで多様なアイディアが生まれていますが、一方で解決策を見出すのは困難になってきているとの見方もあります。

石倉氏と加治氏のお話から、報道だけでは分からない、今年のダボス会議で議論されたことの本質に迫ります。

受講をお勧めしたい方

・世界のリーダーが議論した多様なトピックの中でどこにフォーカスを当てて理解すべきかを知りたい方
・「世界の中の日本」に興味のある方

その他補足

21:20より、5月に開講するグローバル・アジェンダ・ゼミナールのご案内・説明会も同会場にてそのまま開催いたします。ぜひ会場内にてお聞きください。

講師紹介

講師
加治慶光 (かじ・よしみつ)
内閣総理大臣官邸内閣広報室参事官(国際・IT広報担当)

青山学院大学経済学部卒。
富士銀行、広告会社を経てケロッグ経営大学院にてMBA修了。
日本コカ・コーラにて、コカ・コーラ、ジョージア等担当。
タイム・ワーナーにて映画宣伝部長として、“マトリックス”、“A.I.”などの作品を手がける。ソニー・ピクチャーズに移籍後バイス・プレジデントマーケティング統括として“スパイダーマン”、テレビアニメ”鉄腕アトム”などに関わる。
その後、日産自動車にて高級車担当マーケティング・ダイレクターとしてシーマ、フーガ、ティアナ、ティーダ、スカイライン、NISSAN GT-Rなどの市場戦略構築・実施を指揮後関連会社オーテックに出向、海外事業部部長に。米、欧、亜における海外事業戦略構築・実施を担当。後、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会にエグゼクティブ・ディレクターとして出向、帰任しゼロエミッション事業本部主管兼グローバルマーケティング本部主管として、Nissan LEAF世界導入に参画。
2011年より現職。日本ブランド海外発信、クール・ジャパン、SNS、リスクコミュニケーションなど省庁横断活動に従事。
ケロッグクラブオブジャパン会長。グロービス・パートナーファカルティ。

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講師
石倉洋子 (いしくら・ようこ)
一橋大学名誉教授

専門は、経営戦略、競争力、グローバル人材。
バージニア大学大学院経営学修士(MBA)、ハーバード大学大学院 経営学博士(DBA)修了。
マッキンゼー社でマネジャー。青山学院大学国際政治経済学部教授。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。世界経済フォーラムのNetwork of expertのメンバー。

これまで、株式会社資生堂、積水化学、日清食品ホールディングス株式会社、双日株式会社、ライフネット生命保険株式会社、富士通株式会社、株式会社商船三井社外取締役などを歴任、デジタル庁初代デジタル監、郵政公社社外理事、総合科学技術会議非常勤議員、日本学術会議副会長、その他 行政改革本部規制改革委員会委員、文部科学省中央教育審議会委員、産業クラスター研究会副座長、公正取引委員会独禁法懇話会委員、経済財政諮問会議専門委員会「選択する未来」Working Group委員など。

日本および外国企業の経営幹部研修・戦略ワークショップ、グローバル人材、多様性推進、女性活用などに関する各種セミナー、アジア・欧米の会議のパネリスト。
2010年より「グローバル・アジェンダ・ゼミナール」、2013年より「ダボスの経験を東京で」(現在はSINCA)など、世界の課題を英語で議論する「場」の実験を継続中。

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開催実績

石倉洋子 (一橋大学名誉教授)
開催日 :  2014/05/16 (金)

Kathy Matsui(キャシー・松井) (ゴールドマン・サックス証券株式会社 マネージング・ディレクター チーフ日本株ストラテジスト、グローバルマクロ調査部アジア共同ヘッド)
石倉洋子 (一橋大学名誉教授)
開催日 :  2014/03/19 (水)

石倉洋子 (一橋大学名誉教授)
開催日 :  2013/04/12 (金)

募集要項

日時 2012年03月16日 (金)  20:00~21:20
受講料 無料
定員 300名

※定員になり次第締切ります

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつWEB上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。
お手数をおかけして恐縮ではございますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録下さいますようお願い申し上げます。
尚、その際にメールアドレスがお客様IDとなりますので、同一のアドレスはご利用いただけませんので、あらかじめご了承ください。

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期日:2012年3月16日(金)15:00まで
※定員になり次第締切り

お支払い方法

お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
サイトURL : 
お問合せ



9期インタビュー
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