2011年10月31日 (月)  19:00～21:00

インターネット専業の生保として2008年5月に開業し、急成長を続けているライフネット生命の若き経営者である岩瀬大輔副社長。

東京大学在学中に司法試験に合格し、ハーバード経営大学院を日本人4人目のベイカー・スカラー（成績上位５％表彰）として修了するという華やかな経歴の持ち主である岩瀬氏の勉強法や情報整理法は人々の関心を集め、書籍としても出版されてきました。

そしていま話題を呼んでいるのが、岩瀬氏の仕事の哲学を記した近著『入社1年目の教科書』です。新人だけでなく、ある程度キャリアを築いている方にも仕事の進め方を変える・キャリア形成の方向を変える上で指針となると評判です。

今回のグローバル・アジェンダ・シリーズでは、通称ダボス会議で知られる世界経済フォーラムに「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」の1人として選出され、世界が注目する起業家である岩瀬氏をお招きしてこれからの時代のキャリア形成について伺います。

モデレーターは近著『グローバルキャリア』にて世界を視野にキャリアビジョンを実現していく方法を記した石倉洋子氏。

グローバル人材育成が日本企業の共通の課題として浮上する中、変動の激しい世界でグローバルにキャリアを築くために必要なことを、実際にグローバルに活躍している若手とベテラン両者の視点から考察します。

また、世界経済フォーラム Global Agenda Councilの「人材・スキルのモビリティ向上委員会」が「世界の人材危機」を解決するために取組んでいることと、その背景について同委員会の副委員長を務める石倉氏が解説。岩瀬氏と石倉氏が本年のダボス会議や大連での夏季ダボス会議に参加して行動してきたことについてもお話いただきます。

一方で、岩瀬氏が出口治明社長とともに率いるライフネット生命は3年を経た現在、保有契約数は8万件を突破し、ネット生保専業最大手として快進撃を続けています。競争力の源泉はシンプルな商品を安い保険料で提供するところにありますが、その背景には社会・市場の変化を敏感に読み取り、情報開示をしていくことなど社会に求められているものを着実に実行してきている「潮流を読む目」があります。

単身世帯の増加で契約数が急増している同社の「就業不能保険」など、社会の変化に迅速に対応する商品を出していますが、生保市場の動きは、まさに社会を映す鏡でもあるのです。

東日本大震災を経て日本の社会はどのように変化し、生保市場の現状はどうなっているのでしょうか。また新たなネット生保の参入も予定されて競争が激化される中、ライフネット生命の今後の戦略についても伺います。

・世界の変化の潮流をつかみ、自分のキャリアをどう発展させるかを考えたい方
・グローバルに活躍する人材に興味のある方
・日本社会を映す鏡でもある生保市場の動向について知りたい方

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