セミナー・イベント

日本の未来のために
シリーズ横浜の現場から 第4回:内なる国際化が試される日本

~外国人労働者の受入れ整備を進めて移民国家となれるか?~

BIZセミナー 政治・経済・国際 教養

日時

2009年12月17日 (木)  19:00~21:00
終了しています

内容

将来への不安が募る社会で、日本の縮図である横浜での取組みをケースにこれから必要とされる新たなセーフティネットの形を4回のセミナーで模索する「シリーズ横浜の現場から」。
その都度取り上げられるテーマの本質に迫り、問題の深刻さや現場の本当の厳しさについて深く考えさせられる講座として参加者から好評です。

シリーズ最終回となる本講座では、少子高齢化を迎えるこれからの日本社会に最も重要な課題の一つでありながら、今まで日本が正面から向き合ってこなかった外国人労働者・ニューカマーの問題に焦点を当てます。

少子化で将来の労働力不足が不安視される我が国では、外国人労働者が社会を支える貴重な人材になると以前から言われてきました。
しかし、彼らが日本で生活していくための環境整備ができていないため、横浜を含めて全国各地で外国人労働者とその子女たちが生活していく上で直面している困難が社会問題化しています。

法務省によると、外国人登録者数は2008年末には約222万人で過去最高の人数となり、この10年間で約1.5倍に増加して日本の総人口の1.74%を占めるまでになりました。

景気悪化とともに彼らの多くが解雇されて行き場を失い、子どもたちにも教育を受けさせることができなくなっており、生活支援や教育支援が急務となっています。

講師の前田正子氏が理事長を務める横浜市国際交流協会でも、連日のように在住外国人からの深刻な相談が寄せられていると言います。
本セミナーでは、日本各地で外国人労働者問題の現場取材を続けている、読売新聞東京本社・社会保障部の大津和夫記者をお招きして、現場での問題、政府がこれまで取ってきた外国人就労政策の矛盾、そして本来あるべき支援のあり方について議論します。

※当日は前田正子氏の書籍『福祉がいまできること』の販売を行います。是非ご利用下さい。

参考図書

福祉がいまできること—横浜市副市長の経験から

前田正子
岩波書店

受講をお勧めしたい方

・社会起業に興味のある方
・今後のセーフティネットのあり方について考えたい方
・行政の政策と現場の問題両方の視点から外国人労働者問題について捉えたい方

講師紹介

講師
前田正子 (まえだ・まさこ)
財団法人横浜市国際交流協会 理事長

早稲田大学卒業後松下政経塾入塾。
卒塾後、政経塾職員、92年退職。
1992年から1994年米国ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院に生後半年の長男を連れて家族で留学。経営学修士。
第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部において少子化対策・育児支援策の研究を携わり、慶応大学商学部にて商学博士号取得。
2003年に第2子の育児休業明けに横浜市の副市長に就任し、教育・医療・福祉を担当。妊娠期から34歳の後期青年期まですべてのライフステージにおいてトータルに子どもを支援する「こども青少年局」を立ち上げ、4年間の任期中に保育園を116箇所新設するだけでなく、専業主婦の子育てを支援する基盤作りや横浜市のニート・フリーター対策にも着手する。
2007年に横浜市副市長を任期満了にて退任。現在は、財団法人横浜市国際交流協会 理事長として在住外国人の生活支援やニューカマーの子供達の学習支援に携わっている。

著書:
「少子化時代の保育園」 岩波書店 1999年
「保育園は、いま」 岩波書店 1997年
「子育ては、いま」 岩波書店 2003年
「子育てしやすい社会」 ミネルヴァ書房 2004年
「福祉がいまできることー横浜市副市長の経験から」岩波書店 2008年

(2009年12月17日現在)

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ゲスト講師
大津和夫 (おおつ・かずお)
読売新聞東京本社 社会保障部記者

1993年、読売新聞東京本社編集局に入社。政治部などを経て2000年12月より現職。
2004年~2005年、米コロンビア大客員研究員。
2006年、財務省の「多様な就業形態に対する支援のあり方研究会」委員。
現在、厚生労働省の「今後の仕事と家庭の両立支援に関する研究会」委員など、雇用・少子化問題について政府の研究会で有識者委員を務める。
国内・国外の雇用・少子化・社会保障について取材を続けており、在住外国人・ニューカマーの問題にも精通している。

著書に「置き去り社会の孤独」(日本評論社)、「介護地獄アメリカ」(日本評論社)等。「貧困ジャーナリズム賞2009」受賞。

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講座趣旨

本セミナーシリーズでは、中田宏・前横浜市長に請われて2003年から2007年まで副市長として市の福祉・医療・教育を担当され、現在は(財)横浜市国際交流協会理事長として急増する外国人の生活支援に取り組まれている前田正子氏を講師としてお招きし、いま日本に求められている新しいセーフティネットとは何かを「若者の雇用」、「高齢者の孤独」、「児童養護」、「在住外国人:ニューカマー」の4つのテーマを軸に考察します。

全国で最大の人口を抱える自治体である横浜市は、日本の縮図でもあります。横浜が抱える問題は、日本が抱える問題でもあるのです。各テーマの解決のために横浜の現場で取り組んでいるゲスト講師を各回ごとにお迎えし、前田氏の横浜市政と現職の経験を交えながら議論を展開していきます。

【シリーズ開催スケジュール】
第1回:若者の雇用(9月30日開催済)
第2回:高齢者の孤独死(10月28日開催済)
第3回:児童養護(11月26日開催済)
第4回:在住外国人労働者(本セミナー)


開催実績

前田正子 (財団法人横浜市国際交流協会 理事長)
師康晴 (児童養護施設「杜の郷」施設長/社会福祉法人杜の会理事長)
開催日 :  2009/11/26 (木)

前田正子 (財団法人横浜市国際交流協会 理事長)
山中修 (NPO法人「さなぎ達」理事長 / ポーラのクリニック院長)
開催日 :  2009/10/28 (水)

前田正子 (財団法人横浜市国際交流協会 理事長)
岩本真実 (株式会社K2インターナショナル Y-MAC統括責任者)
開催日 :  2009/09/30 (水)

募集要項

日時 2009年12月17日 (木)  19:00~21:00
受講料 3,000円
定員 40名

※定員になり次第締め切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

関連情報

福祉がいまできること ~横浜副市長の経験から~ 講師:前田正子
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ケロッグ経営大学院モーニング・セッション 講演レポート



お問い合わせ先

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受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
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