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ピープル

師康晴(もろ・やすはる)

児童養護施設「杜の郷」施設長/社会福祉法人杜の会理事長

プロフィール

師康晴

1942年9月生まれ。
1966年日本社会事業大学社会福祉学部社会事業学科卒業。
同年、群馬県小中学校教員。
1970年、社会福祉法人美深育成園(養護施設・北海道)副施設長。1979年、北海道立日吉学院(教護院)教護。
1980年、横浜市立向陽学園(教護院)教護。1988年、横浜市戸塚福祉授産所所長。1990年、社会福祉法人開く会・共働舎(知的障碍者授産施設)施設長。1996年、日本社会事業大学木田(実践)賞受賞。1998年、社会福祉法人杜の会、SELP・杜(知的障碍者授産施設)施設長、ならびに同法人常務理事を経て、現在、理事長。
2009年4月、児童養護施設「杜の郷」施設長に就任。
現在、「杜の会」理事長と「杜の郷」施設長を務めながら、横浜市保護司も務める。
その他の公職としては、横浜市人権擁護委員、横浜市社会福祉審議会委員などを歴任。

杜の会は、先進的な障がい者福祉を実践しているとして有名であり、障害者のグループホームやその自立を支えるガイドペルパー事業などを展開している。特に障害者の授産施設SELP杜は、パン屋・うどん屋、豆腐・麺製造、園芸販売、陶芸など障害者のそれぞれの能力を活かした生産により、授産施設としては画期的な売り上げを誇っている。丁寧に作られた豆腐や麺、弁当はおいしく、地元の名物となっている。
福祉の理想の実現を支える高い経営能力と人々のニーズに応えたいという意欲から、保育園、高齢者のグループホーム、高齢者の生活を支えるヘルパー事業、高齢者福祉の拠点であるケアプラザ、小規模多機事業所の運営など、その事業を広げてきた。そして、2009年5月より、50年ぶりに新設された横浜市の児童養護施設「杜の郷」を運営する。


著書に「出会えてよかった-絶対の差別の解消をめざして-」(言叢社)がある。


関連講座

2009年11月

シリーズ横浜の現場から 第3回:取り残された子どもたち

~子ども手当てでは解決できない!「児童の故郷」を求めて~

講座開催日:2009年11月26日 (木)

前田 正子((財)横浜国際交流協会理事長・元横浜副市長)
師 康晴(児童養護施設「杜の郷」施設長/社会福祉法人杜の会理事長)
少子化対策のための育児支援が叫ばれる中、声を上げられずに忘れ去られている子どもたちがいます。虐待を受けたり、親が育児できない環境にあるために養護施設で生活する児童たちです。
児童養護施設の現状とこれから子どもたちに必要とされる福祉のあり方について考察します。


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