記事・レポート

私たちのニューノーマル ~新しい現実からの気づき~

更新日 : 2020年07月02日 (木)

第4回 藤村龍至(建築家)

 
今までとは価値観が異なる新しい日常を過ごす私たち。「私たちのニューノーマル ~新しい現実からの気づき」では、様々な分野の方に、「ニューノーマル」や「生き方」についてお話いただきます。

第四回にご登場いただくのは建築家の藤村龍至さん。
藤村さんといえば独自の設計スタイル「超線形設計プロセス」で活躍する日本を代表する若手建築家。現在、活動は建築界に留まらず、評論活動や教育活動など多岐にわたります。それらの多様な活動経験から得た情報や意見を、藤村さんは「社会の課題に応える設計」へと進化させ、世に提示します。
今のこの状況に、藤村さんは何を感じ、これからの設計はどうあると読むのでしょうか?藤村さんのお話しからは、設計がいかに世相を反映し、時代と寄り添いながら存在・機能しているかが分かります。
 
 

 
WORKS
「SPBS TORANOMON」
設計:藤村龍至+松島潤平+藤井亮介/TEAM ROUNDABOUT
撮影:長谷川健太

RFA  (Ryuji Fujimura Architects) 
 「すばる保育園」
設計:藤村龍至/RFA+林田俊二/CFA
撮影:太田拓実


BOOKS

ちのかたち 建築的思考のプロトタイプとその応用  
藤村龍至建築を知識と形態の創造的な関係=「ちのかたち」としてとらえ、設計作業のあらゆる断面を建築的思考のプロトタイプとして観察し、実践してきた建築家・藤村龍至氏の建築作品・論考を収録。
(TOTO出版
/2018年8月)

藤村龍至 プロトタイピング-模型とつぶやき
(現代建築家コンセプト・シリーズVOL.19)
藤村龍至
建築家・藤村龍至による初めての作品集。模型と添えられたコメント(つぶやき)の連なりによって、設計作業のプロセスが可視化され、設計作業とは何かがビジュアルで理解できる1冊。
(LIXIL出版 / 2014 年9月)

ニッポンのジレンマ
ぼくらの日本改造論
藤村龍至 (著), 古市憲寿 (著)ほか
熟議か?スピードか?コミュニティか?インフラか?「課題先進地」としての被災地では、55年体制以来の意見集約の問題が、民主主義の矛盾として噴出する。「復興」と「地域活性化」から震災以降の「この国のあたらしいかたち」を若手論客が徹底討論!。
(朝日新書 / 2013 年9月)

PROFILE

藤村龍至
藤村龍至

建築家。1976年東京生まれ。2008年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005年よりRFA(旧・藤村龍至建築設計事務所)主宰。2010年より東洋大学専任講師。2016年より東京藝術大学准教授。2017年よりアーバンデザインセンター大宮(UDCO)副センター長、鳩山町コミュニティ・マルシェ総合ディレクター。主な建築作品に「すばる保育園」(2018)。主な著書に『ちのかたち』(2018)。


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