記事・レポート
チャレンジャーズ・リレー
更新日 : 2020年08月25日
(火)
第6回 マクティアマリコ
自由な発想と、多様なキャリア選択により、独自のスタイルや活動で世界を相手に挑戦しながら生きようとしている熱き先駆者にフォーカスをし、彼・彼女らの思考・思想・未来への思いをリレー形式で追うアカデミーヒルズPRESENTS「チャレンジャーズリレー」。
共同代表のマクティア・マリコさんです。
プラスチックゴミ廃棄量が世界で2番目に多い日本。身近なペットボトルを削減することからこの現状を変えたい!マリコさんが環境問題に事業として取り組むきっかけを与えたのは、漂流したプラスチックゴミで溢れる沖縄の海でした。
自然が大好きで沖縄に行くことも多かったマリコさん。遠くからみると青く美しい沖縄の海も、近づけばゴミだらけ。そんな現状に「自分に何ができるのか?」自問したその答えが「日本の水」でした。
日本の水道水はとても美味しく、世界中を見ても水道水が飲める数少ない国(水道水を飲めるのは世界でたったの15ヵ国だけ)です。しかしその日本でもペットボトルの水を買う習慣は徐々に増え、その消費量は年々伸びています。飲める水道水と増えるペットボトル。そこでマリコさんが考えたのはエコボトルを持ち歩き、なくなったら給水できる場所の提供でした。
「美味しく飲める水道水に目を向けながら、ペットボトルを削減したい」、そんな発想から生まれた、日本初の無料でエコボトルに給水できるスポットを探せるアプリ「mymizu」。
今では多くの共感と支援を集め、徐々にエリアを拡大しています。いまある資源を有効に使いながら、その価値を認識し、環境負荷を削減する。ライトでクリーンな世界に向け挑戦を続けるマリコさんの活動について、詳しくお伺いしました。
PROFILE
マクティア マリコ
代表理事・共同創設者 一般社団法人Social Innovation Japan
共同創設者 mymizu
ロンドン大学卒業後、中日新聞社ロンドン支局に務め、2014年に駐日英国大使館の国際通商部に勤務。日本と英国間のイノベーションを促進すると共に、2017年よりフリーランスとして社会的企業でプロボノやコンサルティングの仕事を受け始める。日本において世の中の深刻な課題に取り組む人やビジネスを増やすため、同年一般社団法人Social Innovation Japan を立ち上げ、現在その運営やサスティナビリティ関連プロジェクトを総括する。その一環として、ペットボトルの削減をミッションにした、日本初無料給水アプリ「mymizu」を立ち上げ、サーキュラーエコノミーを促進する「Circular Economy Club」の東京担当も担う。
2018年に社会起業家支援を行うAshoka(アショカ)の若手社会起業家を対象にしたプログラム「ChangemakerXchange」に採択。
皆様からの感想をお待ちしております!
チャレンジャーズ・リレー インデックス
-
インデックス
2020年07月15日 (水)
-
モデレーター 藤乃巻龍之介
2020年07月30日 (木)
-
第1回 今林広樹
2020年07月30日 (木)
-
第2回 鈴木太一
2020年08月04日 (火)
-
第3回 宮尾昇陽
2020年08月06日 (木)
-
第4回 彩蘭弥
2020年08月18日 (火)
-
第5回 小野原誠
2020年08月20日 (木)
-
第6回 マクティアマリコ
2020年08月25日 (火)
注目の記事
-
11月26日 (火) 更新
本から「いま」が見えてくる新刊10選 ~2024年11月~
毎日出版されるたくさんの本を眺めていると、世の中の”いま”が見えてくる。新刊書籍の中から、今知っておきたいテーマを扱った10冊の本を紹介しま....
-
11月26日 (火) 更新
メタバースは私たちの「学び」に何をもたらす?<イベントレポート>
メタバースだからこそ得られる創造的な学びとは?N高、S高を展開する角川ドワンゴ学園の佐藤将大さんと、『メタバース進化論』を出版されたバーチャ....
-
11月20日 (水) 更新
aiaiのなんか気になる社会のこと
「aiaiのなんか気になる社会のこと」は、「社会課題」よりもっと手前の「ちょっと気になる社会のこと」に目を向けながら、一市民としての視点や選....
現在募集中のイベント
-
開催日 : 01月30日 (木) 19:00~20:30
note × academyhills
メディアプラットフォームnoteとのコラボイベント第2回。映画『ビリギャル』の主人公のモデルで教育家として活動する小林さやかさんと、元陸上選....
小林さやかと為末大が語る『人間の学び・成長のプロセスとマインドセット』