記事・レポート

チャレンジャーズ・リレー

更新日 : 2020年08月04日 (火)

第2回 鈴木太一

自由な発想と、多様なキャリア選択により、独自のスタイルや活動で世界を相手に挑戦しながら生きようとしている熱き先駆者にフォーカスをし、彼・彼女らの思考・思想・未来への思いをリレー形式で追うアカデミーヒルズPRESENTS「チャレンジャーズリレー」。
 
第二回はドイツ マックスプランク研究所で研究員を務める鈴木太一さんです。
 
ノーベル賞授賞者を多数輩出しているドイツ最大の科学研究機関・マックスプランク研究所。鈴木さんは2018年に「研究費、スタッフ、最新の研究施設を自由に使って、好きにプロジェクトを進めていい」と夢のような提案をもらい、滞在していたアメリカからドイツに渡る決心をしました。もともとチャレンジ精神と根性を兼ね備えた鈴木さんですが、世界屈指の名門からの好待遇オファーには大きなプレッシャーも感じたそう。その時、鈴木さんの背中を押したのは親友からの一言でした。
 
「幸せになるために頑張るのではなく、幸せだから頑張れる」
 
鈴木さんは、この言葉を受け、「幸せだから頑張れる」と頭を切り替えます。好きなことを続けさせてもらえるのは幸せなこと。その幸せを続けたいから頑張れる。今日も鈴木さんはドイツの小さな田舎町、チュービンゲンの研究所で大好きな「腸内細菌の世界」を探求しています。そんな鈴木さんの今とこれからについて伺いました。
 
 
 

 

哺乳類と腸内微生物の進化生物学


 
ドイツでの生活

 
 
 

PROFILE

鈴木 太一
鈴木 太一

(マックスプランク研究所腸内微生物科学 研究員)
1986年京都生まれ。ニューヨーク、神奈川県で育ち、日本大学生物資源科学部で学士号、アリゾナ大学進化生態学部で修士号、カリフォルニア大学バークレー校統合生物学部で博士号を取得。現在はドイツのマックスプランク研究所でポスドク研究員。専門は哺乳類と腸内微生物の進化学。
微生物学の教科書(Jon Wiley&Sons)に研究が紹介され、若手探検家賞(ナショナルジオグラフィック協会)、卒業論文奨励賞(アメリカ国立科学財団)などを受賞。9年間アメリカの大学で授業を教え、教育助手殊勲賞を受賞。海外での研究・教育経験を生かし、アメリカ大使館を含む留学支援団体や個人ブログで記事も執筆。


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