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無料で学べる「オープンエデュケーション」がもたらす人材革命
~ウェブで教育の機会が世界に開かれる意味:飯吉透×石倉洋子~
キャリア・人ビジネススキル政治・経済・国際
更新日 : 2012年08月10日
(金)
第6章 ウェブで人生を切り開け! 昨日と同じ自分でいるなら明日はない
飯吉透: グローバル人材とオープンエデュケーションには共通点があります。
例えば——
・狂おしいほど情熱的である。
・「生き方のモード」であり、完成形がない。自分を拡張し、変化し、成長させることに意欲的に取り組み続ける。
・より楽しく前向きに学び続け、働き続けられる。……楽観的にやっていくのが大切です。
・自ら問題を探し、解決し、それを発信していく。……そうすることで自分の知識やネットワークを国内外に広げられます。
・自立的・自助的であると同時に、協調的・互助的である。……たとえ意欲的でも、わがままに独善的に一人で勝手にやっていく人は、グローバル人材として歓迎されません。2つのバランスを取るのは非常に難しいのですが、とても大切です。
『ウェブで学ぶ』の共著者、梅田望夫さんは「ウェブは、人生を切り開いていくための強力な道具になる。そのとき重要なのは師や同志との出会いであり、ウェブなら時空といった物理的な制約を超えて志向性を同じくする共同体をつくれる。知識を学ぶだけでなく、職を得て生計を立てていくために、ウェブを人生のインフラとして活用していくことが大切だ」というようなことを述べています。こういうことを我々も考えないといけないと思います。
石倉さんは、『グローバルキャリア』という5章からなる本を書かれ、ウェブに「Global Career Part6(グローバルキャリア・パート6)」という、いわば6章目となるサイトをつくられました。グローバルキャリアの共有を通じて、同志の始めの一歩を支援するという素晴らしいサイトです。ぜひアクセスしてみてください。
20世紀前半に活躍したジョン・デューイという有名な教育学者・思想家は、こう言いました。「If we teach today as we taught yesterday, we rob our children of tomorrow.(昨日と同じようにきょう教えていれば、あしたの子どもたちは不幸になる)」。これを現代ふうに言い換えれば「If we learn today as we learned yesterday, we rob ourselves of tomorrow.(昨日と同じように学び続けていれば、我々自身の明日はない)」ということになるのではないでしょうか。
教育とは、無現の可能性を信じることです。だからこそ、オープンにならなければいけないのです。ぜひ皆さんにはオープンに学び、オープンに人を育てていっていただきたいと思います。
例えば——
・狂おしいほど情熱的である。
・「生き方のモード」であり、完成形がない。自分を拡張し、変化し、成長させることに意欲的に取り組み続ける。
・より楽しく前向きに学び続け、働き続けられる。……楽観的にやっていくのが大切です。
・自ら問題を探し、解決し、それを発信していく。……そうすることで自分の知識やネットワークを国内外に広げられます。
・自立的・自助的であると同時に、協調的・互助的である。……たとえ意欲的でも、わがままに独善的に一人で勝手にやっていく人は、グローバル人材として歓迎されません。2つのバランスを取るのは非常に難しいのですが、とても大切です。
『ウェブで学ぶ』の共著者、梅田望夫さんは「ウェブは、人生を切り開いていくための強力な道具になる。そのとき重要なのは師や同志との出会いであり、ウェブなら時空といった物理的な制約を超えて志向性を同じくする共同体をつくれる。知識を学ぶだけでなく、職を得て生計を立てていくために、ウェブを人生のインフラとして活用していくことが大切だ」というようなことを述べています。こういうことを我々も考えないといけないと思います。
石倉さんは、『グローバルキャリア』という5章からなる本を書かれ、ウェブに「Global Career Part6(グローバルキャリア・パート6)」という、いわば6章目となるサイトをつくられました。グローバルキャリアの共有を通じて、同志の始めの一歩を支援するという素晴らしいサイトです。ぜひアクセスしてみてください。
20世紀前半に活躍したジョン・デューイという有名な教育学者・思想家は、こう言いました。「If we teach today as we taught yesterday, we rob our children of tomorrow.(昨日と同じようにきょう教えていれば、あしたの子どもたちは不幸になる)」。これを現代ふうに言い換えれば「If we learn today as we learned yesterday, we rob ourselves of tomorrow.(昨日と同じように学び続けていれば、我々自身の明日はない)」ということになるのではないでしょうか。
教育とは、無現の可能性を信じることです。だからこそ、オープンにならなければいけないのです。ぜひ皆さんにはオープンに学び、オープンに人を育てていっていただきたいと思います。
関連書籍
『ウェブで学ぶ~オープンエデュケーションと知の革命~』
梅田望夫,飯吉透筑摩書房
『グローバルキャリア~ユニークな自分のみつけ方~』
石倉洋子東洋経済新報社
『世界級キャリアのつくり方』
黒川清,石倉洋子東洋経済新報社
無料で学べる「オープンエデュケーション」がもたらす人材革命 インデックス
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第1章 一人の教育"バカ"の情熱が世界を変える
2012年08月02日 (木)
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第2章 オープンエデュケーションを構成する3つの要素
2012年08月03日 (金)
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第3章 ナレッジは暗黙知のままではオープンにできない
2012年08月06日 (月)
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第4章 高等教育もロングテール化が必要~日本の大学の崩壊は近い~
2012年08月07日 (火)
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第5章 カリキュラムも教材もないオンライン大学が登場
2012年08月09日 (木)
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第6章 ウェブで人生を切り開け! 昨日と同じ自分でいるなら明日はない
2012年08月10日 (金)
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第7章 やりたいことがあれば、英語の壁は越えられる
2012年08月20日 (月)
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第8章 「ちょっとやってみようかな」という軽い気持ちでOK
2012年08月21日 (火)
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第9章 21世紀をサバイバルするには「学び続ける力」が必要
2012年08月23日 (木)
該当講座
オープンエデュケーションがもたらす人材革命
~ウェブによって世界中の人々に教育の機会が開かれる意味~
飯吉 透(京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授)
石倉 洋子(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授)
全世界に広がるオープンエデュケーションを巡る動きを解説し、これからの教育、個人のキャリア構築がどのように影響を受けるのかを考察します。また、グローバル人材の育成が急務と言われる中、日本人はオープンエデュケーションを具体的にどのように活用していけばいいのか、議論します。
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