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柴田励司氏が語る、いつかなりたい自分になるためのヒント

『どうしてあのヒトは、デキるのだろう。』

更新日 : 2010年12月10日 (金)

第2章 仕事に必要な3つのPUT

柴田励司氏

柴田励司: それでは、『どうしてあのヒトは、デキるのだろう。いつかなりたい自分になる48のヒント』という私の著書についてお話ししましょう。この本は、今までメールマガジンやツイッターなどで私が書いてきた内容をまとめたもので、若い人たちに向けたメッセージです。

基本となるテーマは「Energize」。何ごとにおいても、Energize、つまり「元気にする」ということがとても大事です。元気にならないとよいものは絶対に出てきませんし、続きません。だからこそ、冒頭から「Energize Yourself、あなた自身をEnergizeしましょう」と訴えています。

そして、仕事とはINPUT、THROUGHPUT、OUTPUTで成り立っていることを説明しています。仕事上では、誰しも様々な形でOUTPUTを求められます。よいOUTPUTとは構造化されたもので、それこそがTHROUGHPUTといえるものです。構造化を行うためには、INPUTが必要となるのです。

INPUTは基本かつ極めて重要です。限定的な人としか会わなかったり、限定的な情報しか得られなかったりするとINPUTが固定化し、THROUGHPUT、OUTPUTの内容も決まってきてしまいます。

よいINPUTを行うためには、2つの重要な要素があります。1つは「好感度」、もう1つは同じ「コウカンド」ですが、こちらは「Hi-Sensibility」、つまり「高感度」を意味します。

好感度とは「人に好かれる」ということです。人間とは不思議なもので、自分が気に入っている相手でないと、なかなか情報を出さないし、そのヒトの意見を受け入れないという傾向があります。大事な情報であればあるほど、お気に入りの相手としか共有しようと思わないのです。ですから、お互いに気に入っているという関係をつくるのはとても大事なことです。

とはいえ、いくら好感度が高くても、ただぼんやりしているだけでは何もアンテナに引っかかりません。そこで、高感度が必要になってくるわけです。高感度とは、「次のトレンドや流行がわかること」を指していますが、それはつまり、顧客の心理がわかるということです。

つまり、よいINPUTのためには「好感度×高感度」がカギとなるのです。
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柴田励司
PHP研究所

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