小林 康夫(こばやし・やすお)
東京大学名誉教授/東大EMP講師
プロフィール
東京大学大学院人文科学研究科 比較文学比較文化専攻卒業。
フランスのパリ第 10 大学で博士号取得。電気通信大学助教授、東京大学教養学部助教授・教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て現職。
専門は表象文化論・現代哲学。哲学からアート・文学・建築・ファッションまで幅広い分野での批評的活動をこれまで展開。
UTCP(University of Tokyo Center for Philosophy)のセンター長を十年以上つとめ、そこを拠点に各国の研究者とのさまざまな共同研究を行ってきた。
多くの著書・編集本・翻訳がある。最近では、対話の重要性についても語っている『若い人のための10冊の本』(筑摩書房、プリマー新書 2019年12月)、最近著では『日常非常、迷宮の時代ーーオペラ戦後文化論(Ⅱ)1970-1995』(未来社、2020年9月)など。
その他に『表象文化論講義 絵画の冒険』(東京大学出版会、2016 年)、『オペラ戦後文化論1 肉体の暗き運命 1945-1979』(未来社、2016 年)、『君自身の哲学へ』(大和書房、2015年)、『「知の技法」入門』(河出書房新社、2014 年、大澤真幸との共著)、『こころのアポリア?幸福と死のあいだで』(羽鳥書店、2013 年)、『歴史のディコンストラクション?共生の希望へ向かって』(未来社、2012 年)、『存在のカタストロフィー:〈空虚を断じて譲らない〉ために』(未来社、2012 年)など。
三宅一生デザイン文化財団 理事、日本証券奨学財団 評議員、日本デザイン振興会 評議員など。
関連講座
2020年12月
講座開催日:2020年12月16日 (水)
「セルフポートレート」の手法を使い、幾度となく三島由紀夫に変身してきた森村泰昌と、哲学者小林康夫が、三島由紀夫という現象、我々に提示された訴えについて、それぞれの考察を披露し語り合います。
2020年11月
講座開催日:2020年11月02日 (月)
小林康夫・東大名誉教授が、哲学研究者であり、『世界は贈与でできている』著者の近内悠太氏を迎え、世の真実を捉える試みに挑戦します。
2020年10月
講座開催日:2020年10月09日 (金)
小林康夫・東大名誉教授が、教え子であり、新進気鋭の哲学者として活躍する星野太氏を迎え、ミシェル・フーコーやジャン=フランソワ・リオタールらの哲学から出発して「抵抗」の哲学をどう受け継ぐか、過激な対話を試みます。
2020年01月
孤独から美とリズムへ
本から学ぶ「あなた自身の哲学」のために
講座開催日:2020年01月27日 (月)
全てに対し「ソリューション」が求められる時代。だからこそ、あえて自分自身にとっての「ソリューションのない問い」を持ち生きることがどれほど大事なのか。東大名誉教授の小林康夫さんと一緒に語りましょう。
著作書籍
君自身の哲学へ
小林 康夫大和書房
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