六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ・セミナー
シリーズ「素顔のアラブを知る」
第1回 90分でわかる!アラブの地理・歴史

政治・経済・国際 文化 教養

日時

2012年07月09日 (月)  19:00 ~20:30
終了しています

内容

シリーズ「素顔のアラブを知る」

皆さん、突然ですが、以下のことをご存知ですか?

Q1 「アラブ」とはどこの国・地域のことでしょうか?「アラブ」と「中東」の違いは?

Q2 「パレスチナ問題」とは何か?

Q3 イスラム教は戒律が厳しいと言われていますが、豚肉を食べたり、お酒を飲んだり等は一切しないの?「ラマダン」(断食)を守らずに食事したらどうなるの?

Q4 「アラブの春」ではソーシャルメディアが触媒となったとよく言われますが、アラブ世界のソーシャルメディアの利用実体は? 携帯電話の普及率は?

Q5 「一夫多妻制」の社会の婚活事情は? ワーク・ライフバランスは日本より進んでいるの?


2010年末のチュニジアのジャスミン革命から始まった民主化革命「アラブの春」により、「アラブ」に注目が集まりました。毎日のように新聞やテレビのニュースで動向を知ることはできました。
しかし、そもそも「アラブ」ってどんな国、文化、人々はどのような暮らしをしているのか、アラブの日常生活、素顔を知る機会はなかなかありません。また、「アラブ」とひとくくりにしても、国や地域によって多種多様なのではないでしょうか?

「アラブ・エクスプレス展」(森美術館2012/6/16~10/28)開催を機会に、テレビや新聞ではなかなか知ることができないアラブ世界の日常にフォーカスして、3回シリーズのセミナーを開催、多面的にアラブ世界を紹介いたします。
また、この展覧会を共催する読売新聞で国際部記者を務める長谷川由紀氏に、シリーズを通じてモデレーターを務めていただきます。長谷川氏は今年の2月まで読売新聞カイロ支局に勤務され、アラブ世界で生活された経験をお持ちです。ゲストとの対談を通じて、「素顔のアラブ」に迫ります。

【シリーズ「素顔のアラブを知る」】
第1回 90分でわかる!アラブの地理・歴史(7月9日)
第2回 イスラム教ってどんな宗教?(7月30日)
第3回 アラブの日常生活は?~結婚事情からソーシャルメディアまで(8月22日)

第1回のテーマは、「地理・歴史からアラブを知る」

第1回は、地理・歴史からアラブを考えます。
「アラブ世界」とはアラビア語を話すアラブ人が住む地域のことですが、現在は、「東地中海(マシュリク)」、「北アフリカ(マグレブ)」、「湾岸」の3つ地域に分けることができます。そして各々の地域には固有の考え方、価値観、アイデンティティがあり、多様な文化が広がっています。
そもそもアラビア語圏は、イスラム教の聖典であるコーラン(神聖なるアラビア語でしか記すことを許されていない)によって広がりました。
また、マシュリクやマグレブの国々の食文化は、同じ地中海に接する南欧(スペイン、イタリア、ギリシャなど)と共通するものが多く、例えば食生活では、にんにくやオリーブオイルがよく使われています。
現在の「アラブ世界」を理解するためには、まずは、地理的・歴史的視点から、紐解き、生い立ちを知ることが重要です。

第1回は、中東の紛争問題を専門に研究されてきた池田明史氏(東洋英和女学院大学大学院副学長)をゲストにお招きして、地理・歴史から「アラブ世界」をお話いただきます。池田氏は、フィールド調査を中心に研究を進めていらっしゃいます。
セミナー後半での長谷川由紀氏との対談では、アラブの素顔、意外な一面を知ることができるでしょう。

アラブ・エクスプレス展(森美術館)チケット進呈

アートシーンにおいても注目のアラブ。セミナーの後は、森美術館で新たなアラブの一を!

当日本講演にご参加された方に、森美術館で開催(2012/6/16~10/28)「アラブ・エクスプレス展」のチケットをお一人様1枚進呈します。
「アラブの春」で改めて注目された人々の生活。本展覧会では、生活習慣からアイデンティティに至るまで決して一括りには語れない文化の多様性を持つアラブのアーティスト約30組が、伝統、信仰、慣習、気候風土に由来する独特の美意識や、人々の日常生活と社会の現実を表現した作品約80点を
紹介します。セミナーの後には、アーティストが
伝えるアラブの今を感じてみてはいかがでしょうか?
※チケットは後日でもご利用いただけます。


講師紹介

ゲスト講師
池田明史 (いけだ・あきふみ)
東洋英和女学院大学 副学長

1955年生まれ。東北大学法学部卒業(在学中に二年間英国スターリング大学およびオクスフォード大学留学)。
1980年アジア経済研究所に研究員として入所。動向分析部、総合研究部などに所属し、中東の現代政治分析を担当。イラン革命、イラン・イラク戦争、レバノン戦争、インティファーダ、湾岸危機・戦争、中東和平プロセスなどの分析と研究に従事。この間、1984年~86年イスラエル・ヘブライ大学トルーマン記念平和研究所客員研究員、1994年~95年英国オクスフォード大学セントアントニーズ校客員研究員、1995年~96年トルーマン研究所客員教授などで長期在外研究。
1997年4月東洋英和女学院大学社会科学部に助教授で着任。2001年4月から教授。2009年4月から東洋英和女学院大学副学長。
主要な著作・論文等:「中東政治学」(共著 有斐閣 2012年予定)、「イスラエルを知る60章」(共著 明石書店 2012年予定)
「イスラエル国家の諸問題」(編著 アジア経済研究所 1994年)、「中東和平と西岸・ガザ」(編著 アジア経済研究所 1990年)、「現代イスラエル政治」(編著 アジア経済研究所 1988年)、「中東」(共著 自由国民社 2002年【第三版】)、「帝国アメリカのイメージ」(共著、早稲田大学出版会、2004年)、「大量破壊兵器不拡散の国際政治学」(共著、有信堂、2000年)、「中東問題が一番よくわかる本」(共著 日新報道 1991年)など。その他共著書、研究論文、雑誌論文等多数。
学会活動等:日本国際政治学会、国際安全保障学会、英国中東学会

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モデレーター
長谷川由紀 (はせがわ・ゆき)
読売新聞国際部記者

1966年横浜生まれ。国際基督教大学卒。
1989年読売新聞入社。1996年の国際部配属後、マニラ特派員、ジュネーブ特派員、カイロ特派員、エルサレム特派員などを経て2009年9月からカイロ支局長。2010年末以降、チュニジアからエジプト、リビアなどアラブ諸国に広がった一連の民衆デモ・政変の取材を担当した。2012年2月に帰国、現在、国際部記者。

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募集要項

日時 2012年07月09日 (月)  19:00 ~20:30
受講料 3,000円

※当日ご参加された皆様には、森美術館で開催中の「アラブ・エクスプレス展」のチケットを受付時に進呈いたします。


定員 120名

※定員になり次第締め切らせて頂きます

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつウェブ上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。
恐れ入りますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録くださいますようお願い申し上げます。 なお、その際に同一のメールアドレスはご利用いただけません。必ず人数分のメールアドレスをお手元にご用意の上お申込ください。

主催
  • アカデミーヒルズ
協力
協賛
会場 アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期日:2012年7月9日(月)15:00まで
※お申込いただいた方には、アカデミーヒルズより「六本木アートカレッジ メルマガ」(月1回配信)をお送りします。

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
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