六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ
JAXA presents
宇宙時代における日本の独創性

~「お地球見」を体験してみよう!~

日時

2013年11月24日 (日)  11:20~12:20 (開場 11:00予定)
終了しています

内容

 

世界15か国が参加しているISS(国際宇宙ステーション)計画の中で、日本は独自の活動を行っています。「きぼう」日本実験棟では、テクノロジーやサイエンス分野だけではなく、芸術分野の実験を行い、アートの可能性を探っています。ただ、このような日本の活動やその成果は、国内ではあまり知られていません。

 そこで、今年の六本木アートカレッジでは、「きぼう」日本実験棟で行われた芸術利用の一つである「お地球見」を実施された安藤孝浩先生に体験談をお話していただくとともに、“宇宙芸術「お地球見」”を地上で模擬体験していただく予定です。
そして、その疑似体験を通じて、「宇宙時代における日本の独創性」や「地上とは異なる宇宙芸術の意義と面白さ」を参加される皆さんとシェアしたいと思います。

※JAXA 「お地球見」の詳細はこちら

講師紹介

スピーカー
安藤孝浩 (あんどう・たかひろ)
現代美術作家/宇宙アーティスト

1965年東京生まれ。1991年東京藝術大学美術学部絵画科卒業。2004~2008年東京藝術大学絵画科教育研究助手。2009~2012年東京藝術大学非常勤講師。

2001年に、光の素粒子「光子」を捉える(※1)作品を発表する。
(※1:浜松ホトニクス製光電子増倍管モジュール、フォトンカウンティングヘッドを使用。フォトンから得られた信号を音に変換し、感覚的に光子の粒状性を感知する作品。)

2004年に、植物の種子から発生する微弱光(バイオフォトン)を光電子倍増管で捉えリアルタイムに映像化するアート作品を(※2)発表。文化庁メディア芸術祭にて審査委員推薦作品に選ばれる。
(※2:NTTインターコミュニケーションセンター(ICC)、東京)

2013年に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で宇宙芸術『お地球見』を国際宇宙ステーション、「きぼう」日本実験棟にて実施。

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スピーカー
高柳雄一 (たかやなぎ・ゆういち)
多摩六都科学館館長

1939 年4月、富山県生まれ。1964年、東京大学理学部物理学科卒業。1966年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了後、日本放送協会(NHK)にて科学系教育番組のディレクターを務める。1980年から2年間、英国放送協会(BBC)へ出向。その後、NHKスペシャル番組部チーフプロデューサーなどを歴任し、1994年からNHK解説委員。
高エネルギー加速器研究機構教授(2001年~)、電気通信大学教授(2003年~)を経て、2004年4月、多摩六都科学館館長に就任。
2008年4月、平成20年度文部科学大臣表彰(科学技術賞理解増進部門)

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モデレーター
山口孝夫 (やまぐち・たかお)
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 宇宙環境利用センター 計画マネージャー

宇宙環境利用センターの計画マネジャー。博士(心理学)。
1987年に宇宙航空研究開発機構(当時は、宇宙開発事業団)入社。
入社以来、一貫して、国際宇宙ステーション計画に従事。
きぼう日本実験棟の開発、運用、宇宙飛行士訓練などを担当。
現在は、芸術分野を含む新たな宇宙利用を模索している。

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