六本木アートカレッジ
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サントリー美術館
場所の美術史—お伽草子絵・参詣曼荼羅を中心に—
日時
2012年10月08日
(月)
16:10~17:10
内容
室町時代から江戸時代初期にかけて作られ、広く流布した短編小説「お伽草子」は、題材の面白さや奇抜さを持ち味に、多彩な物語世界を繰り広げています。お伽草子では、物語の舞台として特定の場所が示されることが少なくありません。
なかでも清水寺が登場するお伽草子はその数40篇を超え、現存するお伽草子約400種類の1割を占めています。物くさ太郎が、女房を得ようと女性を物色したのも清水寺の門前であり、『鼠草子』で鼠の権頭が、人間と結ばれたいと祈願し美しい姫君と出会うのも清水寺でした。そのような主人公たちは、お伽草子絵の世界から飛び出し、「清水寺参詣曼荼羅」の中にも描かれています。
本講座では、物語の主人公に導かれ、お伽草子絵や参詣曼荼羅などの同時代作品を渡り歩きながら、清水寺を中心とした場所をめぐる美術史を考えます。
なかでも清水寺が登場するお伽草子はその数40篇を超え、現存するお伽草子約400種類の1割を占めています。物くさ太郎が、女房を得ようと女性を物色したのも清水寺の門前であり、『鼠草子』で鼠の権頭が、人間と結ばれたいと祈願し美しい姫君と出会うのも清水寺でした。そのような主人公たちは、お伽草子絵の世界から飛び出し、「清水寺参詣曼荼羅」の中にも描かれています。
本講座では、物語の主人公に導かれ、お伽草子絵や参詣曼荼羅などの同時代作品を渡り歩きながら、清水寺を中心とした場所をめぐる美術史を考えます。
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