六本木ヒルズライブラリー

今読むべき新刊書籍12冊 -2024年2月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?

静かに退職する若者たち、『ウイルス学者さん、うちの国ヤバいので来てください。』など、新着本からお薦め書籍をご紹介します。





会社で。
「今年の新人は、まじめで、素直で、優秀だな。」と
思っていたのに、そんな若者が何も言わずに退職してしまう。
 
あるいは大学のゼミで。
社会人から「皆さんでどうぞ」とお土産の
お菓子をもらっただけで、学生全員がその場で
固まってしまう・・
 
なぜ ? どうしてこんなことが起こるの ? と、
年上世代にわからないことばかりのようにみえる、
昨今の若い人々。
 
一見さわやかで、コミュ力高く、言われた仕事は
きっちりする彼ら。
 
その本音は、「とにかく目立ちたくない。
場を乱したくない。」とか。
 
そのようなタイプがZ世代のサイレント・マジョリティと、
説明してくれる本書は、
アカデミックな研究者によって書かれたもので、
複数のデータや経年変化、学術理論等も丁寧に解説しています。

"会社とは、自分のための教育サービス業である"と
さえ考えることができる世代と、
その上世代のwin-winはあるのか !?
 
「ともに前へ進もう !」という著者の思いには、
今の世の中を良い方へ進めていこうという意思を強く感じました。
(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実



静かに退職する若者たち

金間大介
PHP研究所

ウイルス学者さん、うちの国ヤバいので来てください。

古瀬祐気
中央公論新社

ヤバい統計

ジョージナ・スタージ
集英社

老化は治療できるか

河合香織
文藝春秋

世界はラテン語でできている

ラテン語さん
SBクリエイティブ

本物施設をつくる

砂賀裕一
幻冬舎メディアコンサルティング

悼むひと

遠藤美幸
生きのびるブックス

フット・ワーク

タンジー・E.ホスキンズ 
作品社

古生物水族館のつくり方 : プロが真面目に飼育施設を考えてみた

土屋健
技術評論社

はじめてでも迷わないMidjourneyのきほん デザインに差がつく画像生成AI活用術

mikimiki web school,福岡 真之介
インプレス

日本の建築

隈研吾
岩波書店

ガーナ流 家族のつくり方

小佐野アコシヤ有紀
東京外国語大学出版会