Michael Dudok de Wit(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット)
アニメーション映画監督
プロフィール
1953年オランダ生まれ。オランダで教育を受けた後、スイスとイギリスの美術大学でエッチングとアニメーションを学び、1978年に卒業制作で「インタビュー」を制作。スペインでアニメーターとして働いた後、1980年からイギリスに居を構える。ディズニー作品「美女と野獣」(1991年) ではストーリーボード・アーティストとして、「ファンタジア2000」(2000年)ではアニメーターとして作品に参画するなど、80年代から90年代にかけてフリーランスとして複数のスタジオで働く。また、ユナイテッド航空やAT&T、ネスレ、フォルクスワーゲン、ハインツなど世界各国のCMを多数制作し、多くの賞を受けている。
90年代以降は短編アニメーション監督作品を発表し、世界的に高く評価されるようになる。1992年に「掃除屋トム」を制作、1994年に完成した「お坊さんと魚」は米アカデミー賞短編アニメーション映画賞にノミネートされる。彼の最も著名な作品「岸辺のふたり」(2000年)は米アカデミー賞短編アニメーション映画賞を受賞、アヌシー国際アニメーション映画祭ではグランプリを受賞。2006年に「アロマ・オブ・ティー」を完成させた後、2016年に初の長編アニメーション映画「レッドタートル ある島の物語」を監督。
児童向け絵本の文・イラストも手がけており、欧州や北米の美術大学・専門学校等で授業や講義を行っている。
<フィルモグラフィー>
短編・長編監督作品
「インタビュー」“The Interview” 7分42秒/1978年(卒業制作作品)
「掃除屋トム」“Tom Sweep” 2分37秒/1992年
「お坊さんと魚」“The Monk and the Fish” 6分40秒/1994年
「岸辺のふたり」“Father and Daughter” 8 分30秒/2000年
「アロマ・オブ・ティー」“The Aroma of Tea” 3 分30 秒/2006年
「レッドタートル ある島の物語」“The Red Turtle” 2016年
<主な受賞リスト>
「岸辺のふたり」
米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞
英国アカデミー賞短編アニメーション映画賞
アヌシー国際アニメーション映画祭 グランプリ・観客賞
ザグレブ国際アニメーション映画祭 グランプリ
広島国際アニメーションフェスティバル グランプリ・観客賞 など
「お坊さんと魚」
セザール賞短編アニメーション賞
オタワ国際アニメーション映画祭 審査員特別賞
米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞ノミネート など
関連講座
2016年09月
講座開催日:2016年09月01日 (木)
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット(アニメーション映画監督)
高畑勲(アニメーション映画監督)
構想10年、制作8年の歳月を経て、スタジオジブリでは初となる海外制作作品『レッドタートル ある島の物語』が完成しました。想像力を掻き立てる魅力に溢れた創作の源泉とは?そして、作品の舞台でもありマイケル氏が育ったオランダという土地、影響を受けているという日本文化や死生観など、高畑氏との対談で、その秘密にせまります。
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