セミナー・イベント

ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~ 関連セミナー
高畑勲がマイケル監督と語る、アニメーションの源泉と文化
スタジオジブリ最新作「レッドタートル ある島の物語」はどこから来たのか?

文化 教養 グローバル

日時

2016年09月01日 (木)  19:30~21:00

※満席のため受付終了しました(8/31)
※受付開始は19:00頃を予定しております。

終了しています

内容

フランスから届いたスタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』が9月17日(土)から全国の劇場にて公開となります。
この映画は、オランダ生まれのアニメーション映画監督、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット氏が初めて手掛けた長編アニメーション映画です。

スタジオジブリとマイケル氏の出会いは彼が監督した1本の短編映画が始まりでした。父を想い続ける娘の人生を描いた『岸辺のふたり』(2000年度 米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞受賞)。「これこそ短編アニメーションの最高傑作」と賞賛したアニメーション映画監督の高畑勲氏とマイケル氏は、お互いをリスペクトしていました。そんな中、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーもこの作品に感銘を受け、マイケル監督に長編映画制作の提案をしました。

そして高畑勲氏参加のもと、構想10年、制作8年の歳月を経て、ジブリでは初となる海外制作作品が完成しました。
本セミナーにマイケル氏と高畑勲氏をゲストにお迎えいたします。

情報過多な現代において、あえて引き算の手法によって実感ある動きと心を描き出した『岸辺のふたり』。それは『かぐや姫の物語』をはじめとする高畑勲監督作品にも共通しています。想像力を掻き立てる魅力に溢れた創作の源泉とは?最新作の『レッドタートル ある島の物語』はどこから来たのか。そして、作品の舞台でもありマイケル氏が育ったオランダという土地、影響を受けているという日本文化や死生観など、その秘密にせまります。

※フランス語→日本語の逐次通訳が入ります。
※本セミナーはLINE LIVEの中継配信他、マスコミ取材が入ることがございます、予めご了承ください。

■スケジュール
19:30 開演 参考映像の鑑賞
19:40 マイケル氏、高畑氏による対談
    進行:武田美樹子氏(スタジオジブリ海外事業部)
20:50 会場よりQ&A
21:00 終了

※スケジュールは変更になる場合がございます。ご了承ください。

※本セミナー参加者には、「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作『レッドタートル』まで」の入場券を1枚、当日受付にてお渡しします。入場券は展覧会開催期間中(9月11日まで)はいつでもご利用いただけます。

講師紹介

スピーカー
Michael Dudok de Wit (マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット)
アニメーション映画監督

1953年オランダ生まれ。オランダで教育を受けた後、スイスとイギリスの美術大学でエッチングとアニメーションを学び、1978年に卒業制作で「インタビュー」を制作。スペインでアニメーターとして働いた後、1980年からイギリスに居を構える。ディズニー作品「美女と野獣」(1991年) ではストーリーボード・アーティストとして、「ファンタジア2000」(2000年)ではアニメーターとして作品に参画するなど、80年代から90年代にかけてフリーランスとして複数のスタジオで働く。また、ユナイテッド航空やAT&T、ネスレ、フォルクスワーゲン、ハインツなど世界各国のCMを多数制作し、多くの賞を受けている。
90年代以降は短編アニメーション監督作品を発表し、世界的に高く評価されるようになる。1992年に「掃除屋トム」を制作、1994年に完成した「お坊さんと魚」は米アカデミー賞短編アニメーション映画賞にノミネートされる。彼の最も著名な作品「岸辺のふたり」(2000年)は米アカデミー賞短編アニメーション映画賞を受賞、アヌシー国際アニメーション映画祭ではグランプリを受賞。2006年に「アロマ・オブ・ティー」を完成させた後、2016年に初の長編アニメーション映画「レッドタートル ある島の物語」を監督。
児童向け絵本の文・イラストも手がけており、欧州や北米の美術大学・専門学校等で授業や講義を行っている。

<フィルモグラフィー>
短編・長編監督作品
「インタビュー」“The Interview” 7分42秒/1978年(卒業制作作品)
「掃除屋トム」“Tom Sweep” 2分37秒/1992年
「お坊さんと魚」“The Monk and the Fish” 6分40秒/1994年
「岸辺のふたり」“Father and Daughter” 8 分30秒/2000年
「アロマ・オブ・ティー」“The Aroma of Tea” 3 分30 秒/2006年
「レッドタートル ある島の物語」“The Red Turtle” 2016年

<主な受賞リスト>
「岸辺のふたり」
米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞
英国アカデミー賞短編アニメーション映画賞
アヌシー国際アニメーション映画祭 グランプリ・観客賞
ザグレブ国際アニメーション映画祭 グランプリ
広島国際アニメーションフェスティバル グランプリ・観客賞  など

「お坊さんと魚」
セザール賞短編アニメーション賞
オタワ国際アニメーション映画祭 審査員特別賞
米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞ノミネート  など

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スピーカー
高畑勲 (たかはた・いさお)
アニメーション映画監督

1935年、三重県伊勢市に生まれ、岡山で育つ。1959年に東京大学仏文科卒業後、東映動画へ入社。TVシリーズ「狼少年ケン」で初演出。劇場用映画「太陽の王子ホルスの大冒険」(’68)で初監督。同社を退社後、「アルプスの少女ハイジ」(’74)、「母をたずねて三千里」(’76)、「赤毛のアン」(’79)(以上、TV)、「じゃりン子チエ」(’81)、「セロ弾きのゴーシュ」(’82)等を演出・監督。1985年、スタジオジブリの設立に参加。以後「火垂るの墓」(’88)、「おもひでぽろぽろ」(’91)、「平成狸合戦ぽんぽこ」(’94)、「ホーホケキョ となりの山田くん」(’99)を発表。2013年には待望の新作「かぐや姫の物語」が公開され、毎日映画コンクールアニメーション映画賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞(アニメーション映画部門)等を受賞し、米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞にノミネートされた。

「風の谷のナウシカ」(’84)、「天空の城ラピュタ」(’86)ではプロデューサーを担当。2016年9月17日公開予定の「レッドタートル ある島の物語」(原作・脚本・監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット)ではアーティスティック・プロデューサーを務めている。

著作に『映画を作りながら考えたこと』『十二世紀のアニメーション』(以上徳間書店刊)、『ジャック・プレヴェール ことばたち』(ぴあ刊、訳および解説と注解)、『ジャック・プレヴェール 鳥への挨拶』(ぴあ刊、編・訳)、『一枚の絵から/日本編』『一枚の絵から/海外編』『アニメーション、折りにふれて』(いずれも岩波書店刊)がある。

1998年、紫綬褒章を受章。2009年にはロカルノ国際映画祭で名誉豹賞を受賞。2010年にはアニメアワード功労賞、2012年には米・ロードアイランドスクールオブデザイン(RISD)名誉博士号、2014年には東京アニメアワードフェスティバル2014特別賞・アニメドール、アヌシー国際アニメーション映画祭名誉功労賞(Cristal d’honneur)を受賞。 2015年4月、フランス芸術文化勲章オフィシエを受章。2016年2月にはウィンザー・マッケイ賞を受賞。

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募集要項

日時 2016年09月01日 (木)  19:30~21:00

※満席のため受付終了しました(8/31)
※受付開始は19:00頃を予定しております。

受講料 5,000円

※「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~」のチケット1枚付き。当日受付にてお渡しします。


定員 150名

※定員になり次第締切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
協力
会場 アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期日:2016年9月1日(木)15:00まで

お支払い方法

お申込・お支払い方法
・イベントレジストのシステムを使用しています。(※イベントレジストをはじめてご利用になる方は、最初に会員登録が必要です。)
・お支払方法は、クレジットカード、PayPal、コンビニ・ATM払いがあります。
(※コンビニ・ATM払いは、開催日の5日前までご利用いただけます。)
・お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
・領収証をご希望の方は、お申込完了後、イベントレジストの「マイチケット」ページ内<領収証データ> ボタンをクリックして下さい。領収証データが表示されます。

【その他】
・円滑な進行のためにいただいた情報を講師の方々に提供させていただきます。

お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
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