Martin Fackler(マーティン・ファクラー)
日本再建イニシアティブ主任研究員/ニューヨーク・タイムズ前東京支局長
プロフィール
1966年生まれ、米国ジョージア州出身。ダートマス大学の卒業後の1991年に、東京大学大学院に国費留学をした。帰国後、イリノイ大学でジャーナリズムの修士号、カリフォルニア大学バークレー校でも歴史学の修士号を取得。1996年からブルームバーグ東京支局、AP通信社ニューヨーク本社、同東京支局、同北京支局、同上海支局で記者の経験を重ね、2003年にウォールストリートジャーナルの東京支局の特派員となる。2005年からニューヨークタイムズ記者となり、2009年から2015年まで東京支局長を務めた。2011年3月11日の東日本大震災直後から被災地を取材し、東北各地の被害を伝えるとともに、福島第一原子力発電所の事故、また日本の原子力行政や原発を巡る利権構造などについて調査報道を続けた。「国土を破壊し、原子力事故を引き起こした津波、地震後、日本政府が隠蔽した一連の深刻な失敗を力強く調査したことにより(ピューリッツァ賞ウェブサイトより)」、2012年ピューリッツア賞のファイナリスト(次点)にノミネートされた。2005年には、インド洋津波の取材において、アジア出版協会(The Society of Publishers in Asia)から国際報道賞を受賞した。著書『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』(2012年)、『崖っぷち国家 日本の決断』(2015年)、『安倍政権にひれ伏す日本のメディア』(2016年)など。現在、財団法人日本再建イニシアティブ(RJIF)で主任研究員を務めながら、ジャーナリストとしても活動している。
関連講座
2016年06月
日本における「報道の自由」は危機的状況なのか?
NYタイムズ前東京支局長が語る世界における日本のメディア
講座開催日:2016年06月02日 (木)
昨今メディアで話題になっている日本の報道姿勢について、
ニューヨークタイムズ前東京支局長のマーティン・ファクラー氏をゲストにお招きして議論します。
著作書籍
安倍政権にひれ伏す日本のメディア
ファクラー・マーティン(ファクラー・マーティン)
双葉社
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