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ピープル

井口壽乃(いぐち・としの)

埼玉大学教養学部教授

プロフィール

井口壽乃

専門はアヴァンギャルド芸術論およびデザイン史。主な著作に『ハンガリー・アヴァンギャルド:MAとモホイ=ナジ』(彩流社、2000年)、『アヴァンギャルド宣言:中東欧のモダニズム』(三元社、2005年)、『大阪万博に向かって:日本の前衛芸術とアート・アンド・テクノロジー』(ベオグラード大学出版、2011年)。「モホイ=ナジ イン・モーション展」(神奈川県立近代美術館・葉山ほか、2011年)の監修を務める。


関連講座

2011年12月

森美術館「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」 パブリックプログラム
シンポジウム第5回「空間から環境へ:同時代のインターメディアな活動と万博」
講座開催日:2011年12月18日 (日)

メタボリズムが全盛を極めた1960年代は、美術、音楽などさまざまな芸術ジャンルが従来の領域を超えて活動したインターメディアな時代でもありました。なかでも、「環境(エンバイロメント)」の概念は彼らの活動をつなぐキーワードのひとつであり、それは1966年の「空間から環境へ展」を経て、1970年の大阪万博で結晶化されたといえます。本シンポジウムでは、まさにその渦中にいたクリエイターを中心に、当時の「環境」の背景や多角的な解釈、メタボリズムの概念との親和性、70年万博における広がりを検証し、そこから半世紀後の現代に生きる私たちがどのような精神を継承できるのかを議論します。


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