吉本翔(よしもと・しょう)
獣医師・獣医学博士
プロフィール
【略歴】
神奈川県の田舎に生まれ、たくさんの動物(犬、猫、うさぎ、烏骨鶏など)に囲まれて育つ。幼少期より理系科目が大好きで東京工業大学附属科学技術高等学校に入学するものの、機械やITを仕事にしたいと思えず獣医師になることを志す。
北海道大学にて学生生活を送り、2017年3月に獣医師免許取得。4~6年次の北大附属動物医療センターの臨床実習にて、命を落としていくがん患者と向き合うにつれ、現行のがん治療の限界を打破したいと考え、基礎研究と臨床研究を繋ぐ橋渡し研究者として生きることを志す。
2017年4月より東京大学農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程に入学。がん免疫療法の一つであるキメラ抗原受容体発現T細胞療法を博士研究のテーマとし、2018年8月より米国ペンシルバニア大学に研究留学。2020年3月にCOVID-19の影響で帰国。2021年3月に博士号取得。
【職歴】
2017年3月 北海道大学獣医学部獣医学科 卒
2017年4月~ 2021年3月 東京大学農学生命科学研究科 獣医学専攻 獣医外科研究室 博士課程
2017年8月~ 2018年8月 夜間救急動物病院 非常勤獣医師
2018年8月~ 2019年3月 米国ペンシルバニア大学 客員研究員
2019年4月~ 2021年3月 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
その他、ペットメディア「わんちゃんホンポ」、「ねこちゃんホンポ」、「わんにゃ365」でペットに関する記事の監修や執筆。
【これまで活動内容 】
✓研究
様々な細胞が登場し複雑なシステムであるがん免疫学に興味をもつ。現在は、遺伝子改変技術を用いて免疫細胞を改造し、がんを治す治療法の研究開発に携わる。
※研究業績は、第一著者として国際学術誌に5報の論文発表、4回の国際学会発表など。
✓ANICLEの立ち上げ
博士課程に進学後、「現行の獣医療で救えないペットを研究により救う」だけでなく、「標準治療でも救えるはずなのに、救えていないペットも救いたい」と考えるようになる。2017年6月より博士研究の傍ら、飼い主向けにエビデンスに基づいた情報を発信するためのペットメディア「ANICLE」を運営スタート。TwitterやLINE相談をを通して、獣医業界に存在する課題に気づく。2020年4月より獣医師やエンジニアとチームを結成し、獣医療向けアプリ・獣医療向けSaaSの開発をスタート。2021年4月より大学所属の研究者の立場から、診断アルゴリズム開発に参画。
【自分の興味関心や自分を表すキーワード】
ペット
獣医
がん
がん免疫療法(CAR-T細胞療法)
診断推論
AI
関連講座
2021年04月
ペットと暮らす
~ヒト社会で生きる最愛のパートナーのために、私たちが備えるべきこと
講座開催日:2021年04月24日 (土)
迎え入れた大切なパートナーと、より豊かで楽しい生活を送るには?「最新医療」「テクノロジー活用」「豊かな生活」「企業の取り組み」にフォーカスをし、ペットと共生する社会の在り方を登壇者と共に考察します。
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