宇野重規(うの・しげき)
東京大学社会科学研究所教授
プロフィール
東京大学卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。
博士(法学)。千葉大学法経学部助教授、東京大学社会科学研究所助教授、同准教授を経て2011年4月より現職。その間に、フランス社会科学高等研究院、コーネル大学ロースクールで客員研究員を務める。
19世紀フランスの政治思想家トクヴィルを出発点に、フランスとアメリカの現代政治哲学を研究し、民主主義、自由と平等、社会的紐帯、宗教などの問題を考えてきた。近年は所属の社会科学研究所の全所的共同研究プロジェクトの希望学に参加したことをきっかけに、日本各地で地域調査を行う。また、現代日本政治に関する解説・評論記事も多数執筆している。
主な著作に『政治哲学へ 現代フランスとの対話』(渋沢・クローデル賞LV特別賞、東京大学出版会)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(サントリー学芸賞、講談社学術文庫)、『<私>時代のデモクラシー』(岩波新書)、『民主主義のつくり方』(筑摩選書)、『西洋政治思想史』(有斐閣アルマ)、『保守主義とは何か』(中公新書)、『未来をはじめる「一緒にいること」の政治学』(東京大学出版会)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書、近刊)などがある。
関連講座
2021年07月
講座開催日:2021年07月05日 (月)
「民主主義は日本を救えるか」をテーマに、人々が自分たちの社会の問題解決に参加し、民主主義を選び直すため、宇野重規氏、平野啓一郎氏、金抗氏、三牧聖子氏を迎え、議論します。民主主義が危機を迎える今こそ考え直す、120分の大討論会です。
2020年10月
講座開催日:2020年10月07日 (水)
真の危機とは? 未来はどうなるのか?世界を襲ったCovid-19の影響を多角的に検証した書籍『コロナ後の世界』。今回、この論集に寄稿したメンバーの中から、政治学の宇野重規先生と中国哲学の中島隆博先生をお招きし、出版を記念したトークイベントを開催いたします。
著作書籍
未来をはじめる
宇野重規東京大学出版会
民主主義とは何か
宇野重規講談社
自分で始めた人たち
宇野重規大和書房
そもそも民主主義ってなんですか?
宇野重規東京新聞出版部
注目の記事
-
10月22日 (火) 更新
aiaiのなんか気になる社会のこと
「aiaiのなんか気になる社会のこと」は、「社会課題」よりもっと手前の「ちょっと気になる社会のこと」に目を向けながら、一市民としての視点や選....
-
10月22日 (火) 更新
メタバースは私たちの「学び」に何をもたらす?<イベントレポート>
メタバースだからこそ得られる創造的な学びとは?N高、S高を展開する角川ドワンゴ学園の佐藤将大さんと、『メタバース進化論』を出版されたバーチャ....
-
10月22日 (火) 更新 10月22日 (火) 更新
本から「いま」が見えてくる新刊10選 ~2024年10月~
毎日出版されるたくさんの本を眺めていると、世の中の”いま”が見えてくる。新刊書籍の中から、今知っておきたいテーマを扱った10冊の本を紹介しま....
現在募集中のイベント
-
開催日 : 11月28日 (木) 19:00~20:30
World Report 第10回 アメリカ発 by 渡邊裕子
いま世界の現場で何が起きているのかを、海外在住の日本人ジャーナリスト、起業家、活動家の視点を通して解説し、そこから見えてくることを参加者の皆....
「ハリス V.S. トランプ 米国大統領選挙結果を読み解く」
-
開催日 : 11月14日 (木) 19:00~20:30
「あたりまえ」のつくり方
「テクノロジー」、「ダイバーシティ」、「サステナビリティ」という3つの世界的潮流が押し寄せる中、これまで以上に本来のPRが持つ「新しいあたり....