2011年08月04日 (木)  19:00～21:00

世界でも類を見ないスピードで高齢化が進んでいる日本。

介護の問題は今後誰もが避けて通れない重要な問題です。特に介護における排泄に関してはデリケートな問題ではありますが、人間の尊厳や生きる意欲に関わることであり、生活リハビリの視点からも大切だといわれます。

今回のマーケティング・クリエイティブ最前線では、新たな価値を持つ商品を投入することによって介護の常識を覆し、介護される側だけでなく、介護する側の負担も大幅に減らすための挑戦を続けるユニ･チャーム株式会社に焦点を当てます。

ゲストとしてお迎えするのは、同社でパンツ型大人用紙おむつ「ライフリーリハビリ用パンツ」の商品開発に携わり、現在は子会社であるユニ・チャーム ヒューマンケア株式会社の代表取締役社長として排泄ケアの介護機械「ヒューマニー」の販売に力を入れている白井光比呂氏です。

極力自力で排泄できるようにサポートすることは、介護を受ける本人の自尊心を保ち、リハビリとして寝たきり防止に効果的であるということは、今では多くの方に賛同を得られる考えです。

しかし、白井氏がパンツ型大人用紙おむつの開発を手がけた当初は、それまでの介護の常識が大きく壁となって立ちはだかっていたといいます。

白井氏のチームはどのように壁を乗り越え、商品を世に送り出し、介護の常識を変えていったのでしょうか。
そしてこれからは、介護機械「ヒューマニー」でどのように排泄ケア革命を起こそうとしているのでしょうか。

高齢化が進む日本で、国内市場をターゲットとするどの企業にも必要となるのが介護の視点です。
老々介護が増えていく中、介護する側と介護される側のニーズを汲み取り、身体的・心理的な負担軽減につながる商品を追求することで新市場を創出しているユニ･チャームのマーケティング力を解説します。

・商品企画、マーケティング関連部署の方
・経営戦略に携わっている方

※本セミナーは当初3月に予定されておりましたが、東日本大震災の影響で開催が中止となりました。今回日程を改めて再度開催するものです。

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