セミナー・イベント
BIZセミナー
環境
日時
2009年10月05日
(月)
19:00~21:00
内容
「水の惑星」と呼ばれる地球。そして年間降水量が豊富な日本で、「水が足りない」といってもピンとこないかもしれません。しかし、地球をおおう水のほとんどは海水で、人間が生活に利用できる水の量はたった0.01%にすぎません。そのわずかな水資源は食糧生産に不可欠です。食料自給率の低い日本は、食料を大量に輸入することで実は多くの水を海外に依存している、世界最大の水の輸入国でもあります。
また、途上国を中心に世界の人々の8人に1人(13%)は、今も“安全な水”を使用することができていません。そして、急激な都市化や産業の発展、世界人口の増加、気候変動の影響で、「水不足」は今後、地球規模でさらに深刻になるとみられています。中国の黄河では水が途絶え、砂漠化する「断流」が起きるという具体的な現象としても表れています。
しかし、危機の現場にはビジネスチャンスも広がります。世界の水ビジネスは、2025年に100兆円を超える巨大市場に成長すると予測されています。
水ビジネスと一言でいっても、その分野は多岐にわたります。浄水、配水、下水処理の運営に加え、将来の水不足を解消するために海水を淡水化する技術を生かしたり、排水を浄化して再利用したりするなど、新たに民間企業の技術を生かせる機会が増えているのです。
「水メジャー」と呼ばれるフランスの企業2社(ヴェオリア、スエズ)による寡占状態の中、今年3月には米国IBMが参入を表明するなど、米国やドイツ資本の巨大企業が参入する一方、水資源の少ないシンガポールは国家戦略として自国企業の育成に取り組んでいます。
日本でも「和製・水メジャー」実現のために行政が本腰を入れ始めました。高い膜技術や省エネ技術を誇る日本企業は海水を淡水化する技術では先行しており、日本勢はタッグを組んで世界進出を狙っています。
おりしも日本では政権交代が起き、民主党政権が誕生しました。水問題は環境政策や途上国支援などの外交政策とも絡みます。新政権はどのような国家戦略を描いているのでしょうか。民間企業の第一人者や政治家、行政トップや学識者らによる議論を通して、世界の水ビジネスの動向、環境問題との関わり、日本がとるべき戦略を考えます。
本セミナーは、朝日新聞に月2回挟み込まれている「GLOBE」の創刊1周年を記念して企画されました。毎号4ページにわたる特集は、グローバル規模で繰り広げられるパワーゲームやビジネスの最前線で起きている出来事の深層に迫っています。セミナーでは、GLOBEの水に関連する最近の特集記事「水が足りない」(5/25付)、「黄河を行く」(7/6付)のタブロイド版を皆様にお配りします。
また、途上国を中心に世界の人々の8人に1人(13%)は、今も“安全な水”を使用することができていません。そして、急激な都市化や産業の発展、世界人口の増加、気候変動の影響で、「水不足」は今後、地球規模でさらに深刻になるとみられています。中国の黄河では水が途絶え、砂漠化する「断流」が起きるという具体的な現象としても表れています。
しかし、危機の現場にはビジネスチャンスも広がります。世界の水ビジネスは、2025年に100兆円を超える巨大市場に成長すると予測されています。
水ビジネスと一言でいっても、その分野は多岐にわたります。浄水、配水、下水処理の運営に加え、将来の水不足を解消するために海水を淡水化する技術を生かしたり、排水を浄化して再利用したりするなど、新たに民間企業の技術を生かせる機会が増えているのです。
「水メジャー」と呼ばれるフランスの企業2社(ヴェオリア、スエズ)による寡占状態の中、今年3月には米国IBMが参入を表明するなど、米国やドイツ資本の巨大企業が参入する一方、水資源の少ないシンガポールは国家戦略として自国企業の育成に取り組んでいます。
日本でも「和製・水メジャー」実現のために行政が本腰を入れ始めました。高い膜技術や省エネ技術を誇る日本企業は海水を淡水化する技術では先行しており、日本勢はタッグを組んで世界進出を狙っています。
おりしも日本では政権交代が起き、民主党政権が誕生しました。水問題は環境政策や途上国支援などの外交政策とも絡みます。新政権はどのような国家戦略を描いているのでしょうか。民間企業の第一人者や政治家、行政トップや学識者らによる議論を通して、世界の水ビジネスの動向、環境問題との関わり、日本がとるべき戦略を考えます。
本セミナーは、朝日新聞に月2回挟み込まれている「GLOBE」の創刊1周年を記念して企画されました。毎号4ページにわたる特集は、グローバル規模で繰り広げられるパワーゲームやビジネスの最前線で起きている出来事の深層に迫っています。セミナーでは、GLOBEの水に関連する最近の特集記事「水が足りない」(5/25付)、「黄河を行く」(7/6付)のタブロイド版を皆様にお配りします。
カリキュラム
■スピーチ
特別ゲスト:前原誠司(国土交通相)
■プレゼンテーション
【水と地球】 竹村真一(京都造形芸術大学教授 / Earth Literacy Program代表)
会場には、テレビ朝日が本社アトリウムに展示している「触(さわ)れる地球」も登場します。実物の1000万分の1、リアルタイムの気候変動が一目でわかるインテリジェント・アースです。竹村真一氏のデモンストレーションを通して、みなさんも刻一刻と変容する地球を感じてください。
【中国の環境と水問題】 加藤千洋(朝日新聞編集委員)
中国取材歴30年の加藤千洋氏が、5000年の中華文明を育んだ「母なる河」である黄河を、「水不足」が何をもたらしているかの事例として紹介します。
■パネルディスカッション
【水ビジネスと国家戦略、環境とのかかわりは?】
パネリスト:望月晴文(経済産業事務次官)
桑原洋(日立製作所特別顧問 / 海外水循環システム協議会理事長)
竹村真一(京都造形芸術大学教授 / Earth Literacy Program代表)
コーディネーター:梶原みずほ(朝日新聞GLOBE記者)
特別ゲスト:前原誠司(国土交通相)
■プレゼンテーション
【水と地球】 竹村真一(京都造形芸術大学教授 / Earth Literacy Program代表)
会場には、テレビ朝日が本社アトリウムに展示している「触(さわ)れる地球」も登場します。実物の1000万分の1、リアルタイムの気候変動が一目でわかるインテリジェント・アースです。竹村真一氏のデモンストレーションを通して、みなさんも刻一刻と変容する地球を感じてください。
【中国の環境と水問題】 加藤千洋(朝日新聞編集委員)
中国取材歴30年の加藤千洋氏が、5000年の中華文明を育んだ「母なる河」である黄河を、「水不足」が何をもたらしているかの事例として紹介します。
■パネルディスカッション
【水ビジネスと国家戦略、環境とのかかわりは?】
パネリスト:望月晴文(経済産業事務次官)
桑原洋(日立製作所特別顧問 / 海外水循環システム協議会理事長)
竹村真一(京都造形芸術大学教授 / Earth Literacy Program代表)
コーディネーター:梶原みずほ(朝日新聞GLOBE記者)
オピニオン
朝日新聞GLOBE創刊1周年記念パネルディスカッション
2010年06月02日 (水)
2025年に100兆円を超える市場に成長すると予測されている世界の水ビジネス。「水メジャー」3社による寡占状態の中、国家戦略として自国企業の育成に取り組む国も現れました。食料自給率が低く、間接的に多くの水を海外に依存している日本がとるべき戦略とは?水を環境問題とビジネスチャンスの観点から議論します。- 第10章 日本の技術を活かせば、ビジネスと途上国支援を両立できる2010年08月23日 (月)
- 第9章 日本の食料自給率向上=地球の水ストレス減少2010年08月12日 (木)
- 第8章 ODAの壁。装置納入後、5年過ぎたら運転保守ができない2010年08月03日 (火)
講師紹介
募集要項
日時 |
2009年10月05日
(月)
19:00~21:00 |
---|---|
受講料 |
5,000円 |
定員 | 300名
※定員に達しましたので、募集を終了しました。「キャンセル待」も承っておりません。ご了承ください。 |
主催 |
|
協力 |
|
会場 |
アカデミーヒルズ40(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー40階) ※都合により49階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。 |
お支払い方法
クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)
【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。
お問い合わせ先
アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
- 電話番号 :
- 03-6406-6200
- サイトURL :
- お問合せ
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