2009年09月15日 (火)  19:00～21:30
2009年09月29日 (火)  19:00～21:30

※全2回

法令を遵守する投資家は原則として自由に行動できます。しかし、日本の不動産投資家の中で、これまで自らの理念に基づいて自由な発想で投資判断をおこなってきた方々は少数派なのではないでしょうか。投資リスクの観点からみれば、東京都心の大規模Ｓクラスビルへの投資は手放しで安全とは決して言えませんし、逆に、首都圏郊外や地方圏における賃貸住宅の中にも投資適格物件はたくさん存在しているのです。
昨年9月のリーマンショック以降、日本の不動産価格は調整局面にありますが、そのタイミングを好機と捉えて不動産投資を開始した方々の投資手法や物件選定方法には、目から鱗が落ちるようなユニークなものが少なくありません。
本講座では、活発な動きをみせている個人投資家の不動産投資手法を展望するとともに、不動産投資の成否を握る投資リスクや物件選定の新たな基準に関して、過去の業界慣習にはとらわれず、不動産投資の本質とその現場実態を直視することにより抜本的に考え直してみようと思います。

第1回 9月15日（火）19:00～21:30　
これからの「現場」で通用する不動産投資手法とは何か？

１．昨年の状況：過去の常識の終焉。

２．新しい主役：個人投資家に学ぶ。
日々変わる投資マインド、不動産も野菜と同様に鮮度が命／売れた価格がフェアバリュー、売れた価格から“今、買う個人投資家”を知る／etc

３．変化が激しい時代：「変わらぬもの」「本質」を見極める。
リスクを背負って初めて見えるものがある／リスクはコントロールするもの／競争こそリスク／遵法性と安全性の誤解／etc

４．未来は予測できない：独自の投資観・投資手法を構築
　　他人が買わないものを買う／都心より郊外／新築より築古／自分が住まない物件は買わない／ターミナル駅の１つ先か１つ手前を買う／etc

５．参考）再生手法
3LDK70㎡を100万円でデザイナーズマンションに／砂場付賃貸マンション／検査済証のない物件の遵法化／etc

第2回 9月29日（火）19:00～21:30
新興不動産会社の新たなビジネス成長戦略とは何か？
～ユナイテッド不動産が今考えている不動産投資ビジネス～

１．今、実践しているビジネス
①投資ビジネス（短期投資）：売買事業
価格上昇し始めた都心優良不動産投資市場から撤退／都心部から郊外へ避難／都心部不動産ﾌｧﾝﾀﾞﾒﾝﾀﾙ不況対応型物件の取得強化／他、市場変化に応じた投資手法etc

②運用ビジネス（中長期投資）：賃貸事業：100年に一度の好機、優良資産を築く
全資産総入れ替え／下落市場に買向う。更に下落したら更に買う／下落局面での時間分散投資／買い続け市場の底値を見極める／etc

③外部受託運用ビジネス：不動産管理事業：不動産ファンダメンタル不況への対応
オーナーを守る！全智全能の投入／空室は損失／「困っている」というニーズに解決で解答を。

２．今後の不動産会社の新しい役割
衰退経済・建物が余る時代、プリウスを買うか中古マンションを買うか悩む時代：入居者至上主義への転換／入居者の生活に焦点を合わせ、生活の厳しさを直視／生活に配慮した物件を創り提供する使命／建設行政から再生行政へ／etc

※カリキュラムは当日変更になる場合がございます。