2013年02月08日 (金)  19：00 ～20：30

・武士道は、語られず、書かれてもいない掟でありながら、それだけにいっそう武士たちの内面に
刻み込まれ、強い行動規範として彼らを拘束した。（第一章　道徳体系としての武士道）

・武士は、日本民族の理想の極致となった。「花は桜木、人は武士」と民衆はうたった。
（第十五章　武士道の影響）

・武士道は、独立した倫理の掟としては消えるかもしれない。しかし、その力は、この地上から滅び
去ることはないだろう。（第十七章　武士道の未来）

明治維新後、日清戦争、日露戦争とアジアの新興国として躍進を遂げ、日本が世界から脅威の国として注目されていた時代。
英語を学び世界をまたにかけ活躍していた新渡戸稲造は、誤解されていた日本人の真の姿を世界に発信しようと『武士道』を書きました。『武士道』は、日本を知るための参考書として欧米諸国に読まれ、以来、30カ国以上の言語に訳され、世界的ベストセラーをいまでも記録しています。

なぜ『武士道』は、時代を超えた今でも世界中の共感を生んでいるのでしょうか？
それは、本書が当時の「サムライ」を紹介するのではなく、「勇」「義」「仁」「礼」などの時代に左右されない日本人の根本的な考え方を示した世界ではじめての「日本人論」であったからです。

本セミナーの講師をしていただくのは、テレビなどでも『武士道』を解説する東京大学の山本博文先生です。『武士道』の基本的内容はもちろん、世界で戦う日本人の心の拠り所や現代生活への生かし方などをしっかりと教えていただきます。

今後ますます世界の競争社会の中で戦っていかなくてはならない中、「日本人とは何者か？」が再び問われているのかもしれません。こんな時代だからこそ、日本人とは何かを『武士道』を通して学んでみませんか？

※本シリーズは、雑誌『Discover Japan』と連動し開催しています。
※ご参加いただいた方には、『Discover Japan』2月号1冊を無料進呈いたします。

六本木アートカレッジは、「自分にとっての『アート』とは何か？」を、感じ・考え、自分なりのこだわりのあるライフスタイルを確立することを目的に2011年からスタートしました。
2012年は、さらに進化させ、昨年と同様秋の1DAYイベントを開催するとともに、「自分にとっての『アート』とは何か？」を考える「六本木アートカレッジセミナー」を年間を通じて開催し、アート的な視点から日常生活を考える（アートを身近に感じる）機会を提供していきます。

詳細・募集中のセミナーはこちらから

セミナーの後は、森美術館で現代アートに実際にふれる体験を—
当日本講演にご参加された方に、森美術館で2012年11月17日（土)－2013年3月31日（日）に開催中の「会田誠：天才でごめんなさい」のチケットをお一人様1枚進呈します。詳細はこちらよりご確認ください。
※チケットは後日でもご利用いただけます。

アカデミーヒルズ　スクール事務局
受付時間：10:00-18:30　(土・日・祝・年末年始を除く）　　　　　　　　　　　　　　　　　
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 

03-6406-6200

サイトURL : 

お問合せ