六本木アートカレッジ

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サイエンスが未来を拓く!

~人間を進化させる義足~

日時

2014年11月24日 (月)  16:10~17:10 (開場 15:50)
終了しています

内容

「義足」は、本来あるべき足の機能を補うものでしょうか?

例えば、2012年のロンドンオリンピックで健常者と競った南アフリカ共和国の両足義足の陸上選手は世界に大きインパクトを与えました。
そして遠藤謙さんは「義足をつけた選手が健常な選手の記録を破る日も遠くないのでは?!」と考え、義足を「補うもの」から「人間を進化させるもの」へ大きくチェンジさせるべく、日々研究されています。
また、「途上国向け義足」の分野では、義足を日本から輸出するのではなく、現地の人々の力によって現地で生産できるように、産業として発展させるべく取り組まれています。

正に、サイエンスの力を使って、人間の可能性、そして社会の未来が大きく拓かれているのではないでしょうか。
遠藤さんのお話を通じて、未来への無限の可能性を感じてみたいと思います。

講師紹介

遠藤謙 (えんどう・けん)
ソニーコンピューターサイエンス研究所研究員 / 株式会社Xiborg代表取締役

慶應義塾大学修士課程修了後、渡米。マサチューセッツ工科大学メディアラボにて、人間の身体能力の解析や下腿義足の開発に従事。2012年博士取得。一方、マサチューセッツ工科大学D-labにて講師を勤め、途上国向けの義肢装具に関する講義を担当。現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所研究員。ロボット技術を用いた身体能力の拡張に関する研究に携わる。2014年には株式会社Xiborgを創設、CEOに就任。2012年、MITが出版する科学雑誌Technology Reviewが選ぶ35才以下のイノベータ35人(TR35)に選出された。2014年ダボス会議ヤンググローバルリーダー。

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