六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ
アート体験と経験経済 by AIT

日時

2011年11月23日 (水)  16:15~17:15
終了しています

内容

現代アートには作品を「鑑賞」するだけではなく、作品の中でくつろいだり、食事を共にしたりする、からだで「体験」する参加型の作品が多くあります。この傾向は、アートがディズニーランドのようなショー・ビジネス化をしていく前触れなのでしょうか。あるいは、社会を変革させる可能性を秘めているのでしょうか。「経験経済」の考え方を手がかりに、人と人の関係に新たな価値を加えてゆくアート作品について考えます。

【講師紹介】

ロジャー・マクドナルド(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト])

1971年生まれ。ケント大学にて宗教学修士課程修了後、美術理論にて博士号を取得。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして、国内外で数々の小規模な展覧会を企画。2006年の第一回「シンガポール・ビエンナーレ2006」では、キュレーターを務めた。アートスケープ・インターナショナルに展覧会評を寄稿。女子美術大学非常勤講師、明治大学非常勤講師。AIT副ディレクター。

堀内奈穂子(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト])

撮影:越間有紀子
エジンバラ・カレッジ・オブ・アート現代美術論修士課程修了。スコットランド国会議事堂での展覧会「Reversible」(2007)や、宮永愛子の個展「闇に届けた話」(2007) など、エジンバラにて展覧会を企画。ドクメンタ12マガジンズ・プロジェクト「メトロノーム11号 − 何をなすべきか? 東京」では、アシスタント・キュレーターを務めた。AITでは、「Rounds - めぐりめぐる」展(2011)や、東京文化発信プロジェクト室との共催事業「東京事典」(2011)の企画・運営を行う。

AITとは?

特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]は、キュレーターやアート・オーガナイザーが、現代アートと視覚文化を考えるための場作りを目的として、2002年に設立した団体で、現代アートの学校MADやアーティスト・イン・レジデンス プログラム、展覧会やシンポジウムなどの企画制作事業を行ってます。
ベーシックに現代アートへの興味を追求したい方に向け「六本木アートカレッジ」に現代アート入門講座を4講座開講します。