六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ
「入門・南蛮美術
—ザビエルから泰西王侯騎馬図まで」

日時

2011年11月23日 (水)  15:00~16:00
終了しています

内容

16世紀半ばから17世紀初頭にかけて、ポルトガルやスペインからいわゆる南蛮船が来航し、貴重な異国の文物を日本にもたらします。またザビエルなどの宣教師がキリスト教を日本に伝え、いわゆる南蛮美術が花開きました。南蛮美術は、キリスト教のセミナリオで西洋の画法を学んで描かれた初期洋風画や、日本から西洋に輸出された華麗な南蛮漆器、来航する南蛮船や南蛮人を好奇心をもって描いた南蛮屏風など、多様な美しさを今に伝えます。この講義では西洋と東洋の出会いが生み出した希有な作品群の制作の謎と魅力に迫ります。

■サントリー美術館で開催中
開館50周年記念「美を結ぶ。美をひらく。」IV 南蛮美術の光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎に迫る
会期 2011年10月26日(水)~12月4日(日)※詳細はHPをご覧ください。

※六本木アートカレッジの受講票提示いただくと割引料金で展覧会をお楽しみいただけます。
 割引対象期間:2011年11月23日(水・祝)~2011年12月4日(日)
泰西王侯騎馬図屏風 サントリー美術館蔵
重要文化財
泰西王侯騎馬図屏風 左隻
四曲一双
桃山時代~江戸時代初期 17世紀
サントリー美術館蔵

【講師紹介】

石田佳也(サントリー美術館学芸部長)

1957年岩手県生まれ。東京大学大学院人文科学系研究科修了。1985年よりサントリー美術館に勤務し、「桃山百双—近世屏風絵の世界」「動物表現の系譜」「日輪と月輪 太陽と月をめぐる美術」「BIOMBO/屏風 日本の美」などを手がける。おもな研究分野は近世絵画史。

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