記事・レポート
夏と音楽 ~ Summer Songs ~
更新日 : 2022年08月26日
(金)
みんなの「夏に聴きたいおすすめの1曲」
音楽でつながり、新しい出会いを作る企画「音楽でつながろう」、シーズン2。
今回は、みなさんから投稿いただいた「夏のおすすめ曲」をご紹介いたします。
夏の思い出や、その曲をよく聴いていた頃のことなど、みなさんのコメントを読むとどれも聴いてみたくなる曲ばかり。
まだ夏は終わらない!そんな気持ちでぜひ一緒にお楽しみください。
全ての投稿曲に、事務局スタッフからのコメントも記載しています!
全ての投稿曲一覧はこちら
今回は、みなさんから投稿いただいた「夏のおすすめ曲」をご紹介いたします。
夏の思い出や、その曲をよく聴いていた頃のことなど、みなさんのコメントを読むとどれも聴いてみたくなる曲ばかり。
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I Don't Like Mondays.「LEMONADE」
子どもの頃、夏休みが始まると、ウキウキワクワクするのと同時に、何故か切なくなるあの感じを、この曲を通して、大人になっても同じように感じてるな、夏って不思議だなと思いました。 あと、かっこいいギターソロが入ってるところが大好きな一曲です。MVの小島瑠璃子さんも観ていただきたいポイント。投稿者 yoko
スタッフコメント
教えていただいたMV拝見しました!「夏」と「LEMONADE」と小島瑠璃子さん。3つが重なりあい印象的な映像ですね。小島さんがとっても可愛い! 夏は誰しもがLEMONADEの様な甘酸っぱさと苦さのような切ない思い出をもっていると思いました。マイケルフランクス「アントニオの歌」
メロディアスな曲調と甘いボーカルが絶妙です。良い仕事ができた日の夕方に、この曲を聴きながらお酒を飲みたいです。
投稿者 酒井
スタッフコメント
夏といえばボサノバ。浮遊感のあるハーモニーとさざ波のようなリズム。夏の夕暮れ、自分へのご褒美にこの歌を聴きながらグラスをかたむける。。。いいですね!TUBE「あー夏休み」
カラオケで歌うのが楽しい!
投稿者 ひで
スタッフコメント
「夏」といえば「TUBE」!夏の海・出会い・LOVE・別れ、夏をギュっと凝縮した曲ですが、ボーカルのよく伸びる声が聞いてて楽しい曲ですね。もちろん歌うと楽しいです!ショスタコーヴィチ「ジャズ組曲第2番ワルツ2番」
夏は旅の季節だ。旅先でスマートフォンの中の音楽をいろいろと聴いていると、ヘビーローテーションになる曲がある。それはその旅のテーマ曲なのだと思う。i Pod が発売される前の旅は、CDをケースから出して40枚ほどをバインダーのような小さなCDケースに入れて持って行った。プレイヤーはソニーの円盤のような形をしたDiscman。小さくて美しい造形だった。
ボスニア・ヘルツェゴビナに旅した時、スティングのアルバム「Brand New Day」を毎日聴いた。
16世紀の古い橋を見にサラエボからモスタールにバスで行った時、道路の両側に⻩色のテープで囲まれた場所がたくさんあった。地雷がまだ残っているエリアだった。昼間でバスも大きく、整備された道路を通ったので、怖いとも思わず、「Brand New Day」を繰り返し聴き写真を撮った。
翌日サラエボに戻るのが夜になってしまった。聞いていたバス乗り場には、来る時に乗った大きなバスではなく、10人程しか乗れないマイクロバスが停まっていた。モスタールからサラエボまで約120キロ。東京都心から御殿場に行くよりも遠い。しかもサラエボまでの道路の両側には、地雷が埋まっている。サラエボに行くと言っていたヨーロッパのどこかの国の⻘年は、その小さなバスを見て、すっかりおびえてしまっていた。運転手に「本当にこのバスで行くのか」と何度も聞き、とんでもないというように手を顔の前で横に振り、どこかに行ってしまった。僕もとても怖かった。でも、翌日サラエボの空港からチューリッヒに行くことになっていた。どうしてもその夜にはサラエボのホテルに戻りたかった。
もう何も考えないようにしてバスに乗り、ヘッドホンでスティングを聴いた。
途中、休憩でしばらく停まった時、隣の席の男と話をした。バスに乗っている人たちは、だれもが⿊い闇の中をまだまだバスに乗って行かなければならないということにうんざりしていて、話ははずまなかった。少しの沈黙の後、彼は僕の履いていた革のウォーキングブーツを「いい靴だ」とほめた。僕も、彼の持っている何かをほめたんだと思う。
その後、話すこともなくなり、僕はへッドホンを頭にかけてスティングを聴いた。今でも、「Brand New Day」を聴くと、その時の誰もがうんざりして黙りこくっていたバスの中のことを思い出す。
モロッコを旅した時は、坂本龍一の作曲した「シェルタリング・スカイ」のサントラがテーマ曲だった。パリに行く時のテーマ曲はずっと「サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ」というライブ録音のCDだった。
最近、パリに行く時のテーマ曲が変わった。数年前パリ行きの飛行機の音楽番組を聴いていると、この美しい街の近現代史に秘められたドラマを感じさせる、哀愁のこもったこの曲に出会った。初めて聴く曲だった。初めてなのに何度も聴いたような気持ちになる、胸を打つ旋律。パリはロシア革命の頃、多くのロシア人が亡命してきたという。そして、モダンジャズという⿊人の演奏する音楽を初めてすばらしい文化として受け入れたのはパリの人たちだった。様々な異国人や異なる文化が渦巻いていたパリの近現代史を大河ドラマにするなら、そのテーマ曲は、この曲だと思った。
投稿者 風と音と色
スタッフコメント
ショスタコーヴィチの曲の中でもとても好きな楽曲です。物悲しく、そして雄大なメロディーに、今まさに戦禍のウクライナへと思いを馳せます。スティングの「Brand New Day」も風と音と色さんのセンスを感じます。たくさんのご投稿、ありがとうございました!
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