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「水が足りない」~ビジネス戦略と地球環境~

朝日新聞GLOBE創刊1周年記念パネルディスカッション

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更新日 : 2010年08月23日 (月)

第10章 日本の技術を活かせば、ビジネスと途上国支援を両立できる

~パネルディスカッション【水ビジネスと国家戦略、環境とのかかわりは?】~

朝日新聞GLOBE創刊1周年記念パネルディスカッション

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梶原みずほ: 最後に皆様から一言ずつ、提言や感想をお願いします。

前原誠司: 「ダムにできるだけ頼らない河川政策を」と我々民主党は言っています。そう申し上げている理由は、コストの面だけではなく、環境、水質などの面での効果にもっと目を向けなければいけないと思っているからです。

望月晴文: 近年、中国と日本との間で、省エネや環境に関する技術協力の仕組みが進展しています。今度2009年11月に、第4回目の「日中省エネルギー・環境総合フォーラム」を北京で開催しますが、そのテーマの1つに「水」があります。中国側からは李克強副首相が出席、日本からは約200社の企業が参加します。

12月には、東京で「日本・アラブ経済フォーラム」が開催されます。ここでの大きなテーマは水協力です。日本との協力のなかに「水」があることが、世界的に認識されることが重要だと思っています。

桑原洋: 今日は非常に刺激を受けました。皆さんのご期待に応えたいと思います。大臣の積極的な発言も大変うれしく思いました。

竹村真一: 「水の世紀」という言葉は「石油から、水を争う世紀になる」というネガティブな意味で使われますが、これからは、「水に祝福された惑星を地球人として自覚する世紀」という本質をとらえた言葉にしたいと思います。

そのためにできることを、日本人はものすごく持っています。それを再発見し、地球に贈与していく営みをぜひやろうではないですか。

梶原みずほ: 日本は水が豊かな国ですが、水ビジネス競争という面では、日本企業は危機に直面していると言っていいでしょう。その危機を本気で感じたときに、日本は底力を発揮するのかもしれません。日本の優れた技術を活かすことで、ビジネスの面でも途上国援助の面でも貢献できるというヒントが、今日の議論のなかにたくさんあったと思います。本日はありがとうございました。(終)

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該当講座

朝日新聞GLOBE創刊1周年記念
「水が足りない」 - ビジネス戦略と地球環境 -
前原誠司 (国土交通相)
加藤千洋 (朝日新聞編集委員)
望月晴文 (経済産業事務次官)
桑原洋 (日立製作所特別顧問/海外水循環システム協議会理事長)
竹村真一 (京都造形芸術大学教授 / Earth Literacy Program代表)
梶原みずほ (朝日新聞GLOBE記者)

世界的に不足している「水」について、ビジネスと環境の視点から議論します。


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