小松英一郎(こまつ・えいいちろう)
マックスプランク宇宙物理学研究所所長/
カブリ数物連携宇宙研究機構(KavliIPMU)上級科学研究員
プロフィール
1974年、兵庫県出身。小学校5年生の頃に父に買い与えられた天文学の図鑑のオリオン座大星雲M42のカラー写真に魅せられ、将来は天文学者になると決める。地元の公立高校を出た後、1993年東北大学理学部に入学、2001年博士号取得。米国プリンストン大学博士研究員、テキサス大学教授を経て、2012年より現職。宇宙の始まりから終わりまでを物理学の理論と天文学の観測を駆使して理解するのが生涯の目標。日本天文学会研究奨励賞(2004年)、東北大学森田記念賞(2006年)、西宮湯川記念賞(2010年)などの国内の賞に加え、米国アルフレッド・スローン財団スローンフェロー(2005年)、国際純粋・応用物理連合若手物理学者賞(2008年)、グルーバー宇宙論賞(2012年)、米国天文学会ランスロット・バークレー賞(2013年)などの国際的な賞も多数受賞。
関連講座
2014年12月
講座開催日:2014年12月02日 (火)
小松英一郎(マックスプランク宇宙物理学研究所所長/カブリ数物連携宇宙研究機構上級科学研究員)
宇宙の“始まり”や“終わり”とはどのようなものなのでしょうか? そして宇宙を構成している成分は何か? 宇宙の進化とは? これらを研究するのが「宇宙論」です。過去20年間に宇宙論は爆発的な進展を遂げてきました。特に観察装置の進化により、これまで見えなかった宇宙が見えるようになってきたのです。本講演では、最新の宇宙で起こっている信じ難い現象を紹介するとともに、研究者がいかにして解き明かしてきたかをお話しいただきます。
著作書籍
宇宙を見る新しい目
日本物理学会(ニホンブツリガッカイ)
日本評論社
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