中村紘子(なかむら・ひろこ)
ピアニスト
プロフィール
早くから天才少女として名高く、第28回音楽コンクールにおいて史上最年少で第1位特賞を受賞。ただちに翌年、NHK交響楽団初の世界一周公演のソリストに抜擢され華やかにデビューした。その後、ジュリアード音楽院で日本人初の全額奨学金を獲得、ロジーナ・レヴィン女史に師事。第7回ショパン・コンクールで日本人初の入賞と併せて最年少者賞を受賞。以後今日に至るまで、中村紘子の名は日本のピアニストの代名詞となり、その一種デモーニッシュなまでの「ロマンティックな音楽への親和力(affinity)」(ハロルド・ショーンバーグ評)に溢れた演奏は、国内外3700回にも及ぶ演奏会を通じて聴衆を魅了し続けている。
近年は、浜松国際ピアノコンクール審査委員長、浜松国際アカデミー音楽監督を務めるなど、広く国内外の若手ピアニストの育成や紹介にも尽力。また「難民を助ける会」や日本赤十字などを通じてのヴォランティア活動にも積極的な役割を果たしている。NHK放送文化賞、紫綬褒章、日本芸術院賞・恩賜賞などの国内の賞に加え、アルトゥール・ルービンシュタイン・ゴールドメダル、ポーランド共和国コマンダリー勲章、ポーランド共和国文化勲章“グロリア・アルティス ゴールドメダル”など、ピアニストとしての国際的受賞も多く、その国際的活躍に対し外務大臣表彰を受けている。
昨年9月にはデビュー50周年を迎え、全国47都道府県の代表的都市をめぐるツアーがスタート。リサイタルの他、N響など各地のオーケストラとの協演など意欲的な活動を続けている。
関連リンク
関連講座
2010年04月
講座開催日:2010年04月07日 (水)
中村 紘子(ピアニスト)
2010年は「ショパン生誕200年」
これを記念して、4月のランチョンセミナーでは、日本を代表する世界的ピアニストである中村紘子氏をお迎えします。様々なエピーソードを交えながら、昨年にデビュー50周年を迎えられたご自身のピアニストとしての軌跡をお話いただきます。
著作書籍
チャイコフスキー・コンクール
中村紘子新潮社
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