2011年06月30日 (木)  19:00～21:00

国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）は、国連の難民支援機関として世界各国における難民保護と支援の活動を行っています。

日本は地理的要因もあって受入れ数も外国と比較すると少なく、あまり難民に関して意識が高くないといわれてきておりました。
しかし昨年開始された第三国定住制度を通じてミャンマー難民を受け入れたことがニュースとなったことから、難民の方々がどのように言語と文化の壁を乗り越えて日本に定住していくか興味をもたれた方もいるかもしれません。

グローバルな課題について考える本セミナーシリーズでは、この度、国連難民高等副弁務官であるアレクサンダー・アレイニコフ氏の初来日という貴重な機会に、複雑化する世界の難民問題とその中で日本ができること、今回の東日本大震災から考えられること、そしてグローバル企業のCSRの取組みという観点からお話いただくことになりました。

世界の難民支援の現場というと日本から遠いことのように思うかもしれません。しかし、今回の震災の被災地支援、そしてグローバル企業のCSR・社会貢献活動という視点から見ると、世界と日本が密接につながっていくのが分かります。

難民問題は受入国や援助国だけで解決できる単純な問題ではありません。様々な国や地域、そして組織が連携することが必要な複雑な問題であり、まさにグローバル・アジェンダとして多様なステークホルダーの協働が求められています。

世界でいま何が起きているのか。東日本大震災と難民問題の共通項とは。そしてマイクロソフトなどのグローバル企業との協働はどのように行われているのか。ファーストリテイリングのさらに踏み込んだ難民支援と他のグローバル企業の取組みとは？

グローバルな難民問題という視点から日本や日本企業を含めた取組みの可能性について考察します。

・複雑化するグローバルな課題についてどのように取り組むべきか考えたい方

※本講座は逐次通訳が入ります。
※皆さまの受講料は、運営実費を差し引いた金額の全額を国連UNHCR協会に寄付いたします。

アカデミーヒルズ　スクール事務局
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