2006年09月25日 (月)  10:00～17:00

情報技術の発達により、強烈な信念とリーダーシップだけでマネジメントしていた時代は去り、ハイレベルの情報リテラシーを駆使して、的確な意思決定ができる能力が不可欠となってきました。
なかでも財務・計数センスは、合理的な意思決定を行うための必須の情報リテラシーといえるでしょう。
本講座では、財務・計数センスにおいて、数字から事業やプロジェクトの課題を読み取る能力を養います。

会計用語から財務諸表の見方といった基礎を学び、財務諸表に基づく経営分析の視点と具体的な分析手法を演習とケースを用いて習得します。

1.マネジメントと財務計数センス

■企業を取り巻く利害関係者（株主、投資家、顧客、取引先、銀行、社員）が求める
財務・計数。
■組織階層（経営層、管理職層、一般社員）別、部門別に求められる財務・計数スキル。
　・財務計数センスは何に役立つのか
　・何をどの程度学ぶべきか

2.財務諸表入門

■新会計基準や会社法と、企業に求める説明責任とは。
■P/L、B/S、CFの位置づけとつながり、またそれぞれの読み方【事例・解説】
　・財務諸表とは何か
　・損益計算書（P/L）の読み方
　・貸借対照表（B/S）の読み方
　・キャッシュフロー（CF）計算書の読み方

3.財務諸表から経営課題を見出す：モデル企業の分析演習とケーススタディ

■経営分析の視点と具体的な分析手法※の説明。分析数値から経営課題を抽出する
スキルの習得。
　※分析手法：収益性、安全性、成長性、生産性、採算性の各分析
　　・経営分析を理解する3つの視点
　　・数字から問題を発見する
　　・数字に裏付けられた改善仮説

・9/26「マネージャーのための管理会計とファイナンス【基礎】」とあわせてご受講されることをお勧めいたします。