セミナー・イベント

若手社員~新任マネージャーのためのウィークエンド速習MBA講座
~クリティカルシンキングから経営戦略まで、講義&ケーススタディで学ぶマネジメント基礎講座~

日時

2006年09月16日 (土)  9:00~18:00
2006年09月17日 (日)  10:00~18:00
終了しています

内容

MBA(Master of Business Administration:経営管理修士)とは、ビジネス界におけるリーダー養成コースで、経営管理職へのパスポートとして定着してきたものです。
MBAプログラムを通して得るものは、ファイナンス、会計、マーケティングなどの専門性の他、リーダーシップやコミュニケーション力、論理力など、ビジネスにおいて必須の能力です。しかし、MBAの学位取得には、平均2年という長い期間が求められます。
そこで、まずは、「ウィークエンド速習MBA講座」にて、MBAのエッセンスを学ぶことをお奨めします。 本講座は、講師による理論解説の他、実践的な受講生参加型の個人ワーク、グループワーク、プレゼンテーション等を取り入れており、MBAプログラムを体感することができます。専門科目としては代表的なMBA科目である、(1)アカウンティング、(2)ファイナンス、(3)マーケティング、(4)経営戦略を学びます。その他、ビジネスパーソンに必要なクリティカルシンキングのショートセミナーを実施します。経営戦略では、ケーススタディ、グループワーク、プレゼンテーションを全て通して体験することができます。短時間でMBAのエッセンスを習得したい方、マネジメント基礎知識を学びたい方に有益な講座です。

スケジュール
時間 内容 内容の解説と進め方
一日目
(9:00~18:00)
1.アカウンティング基礎講座
担当:宮本久男
  1. 解説
  2. 参加型ワーク

履修内容:財務諸表分析


ビジネスマンは、企業活動を分析し適切な対処ができる能力が求められています。このアカウンティング基礎講座では、簿記・会計の予備知識がない人でも損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の読み方を習得し、それらに反映される経営の成果を数量的に分析する手法を学びます。そして、実在企業の財務諸表を使用するので、自社あるいは取引先の経営を総合的に評価・分析できるようになります。

2.ファイナンス基礎講座
担当:宮本久男
  1. 解説
  2. 参加型ワーク

履修内容:時間的価値、資本コスト、DCF、企業価値


さまざまな投資案件に対し適切な意思決定をすることは、企業経営の成果を左右します。このファイナンス講座では、現在価値、キャッシュフロー、資本コストの算出方法といったファイナンス理論の基礎知識を習得し、実際のビジネス場面でどのように活用するかを学びます。また、経営活動から生み出されるキャッシュフローを基に、企業価値を総合的に評価する方法も紹介します。

3.マーケティング基礎講座
担当:宮本久男
  1. 解説
  2. 参加型ワーク

履修内容:マーケティングプロセス、環境分析、マーケティングミックス


企業がより最適なマーケティング施策を立案するには、企業内外の環境分析、標的顧客の決定、マーケティングミックスの構築が重要です。企業の経営資源にはヒト・モノ・カネ・情報があります。この経営資源を有効に活かせる市場があるかを見極めることが重要です。そこで、ここではこのプロセスおよび手法を講義します。そして事例から実務的な視点を学びます。

二日目
(10:00~18:00)
1.クリティカルシンキング
講師:脇坂文栄
  1. 解説
  2. 参加型ワーク

履修内容:クリティカルシンキングの基礎、論理的思考法、コミュニケーションの構造、ロジック・ツリー(ピラミッド構造)、Why so?/So what?


クリティカルシンキングとは、根拠・事実→推論→結論・判断と構築された主張に対し、「本当にこれでいいのか?」と問いかけ、客観的に考えてみる思考法です。本講座では、クリティカルシンキングの要素である1)疑問を持つ、2)事実と意見を区別する、3)根拠を吟味する、4)推論の論理性を検証する、5)他の解釈の可能性を検討する、ことを理解し、ビジネスにおけるより効果的・効率的な問題解決の手法を習得して頂きます。

2.経営戦略
講師:飯盛義徳
  1. 解説
  2. ケーススタディ
  3. プレゼン
  4. 講師講評

履修内容:経営戦略(5Forces、VRIOなど)、ゲーム理論、ビジネスモデルなど


経営環境における不確実性が増大する昨今、経営戦略の重要性は高まる一方です。この経営戦略講座では、経営戦略とは何かを学び、ケースメソッド、プレゼンテーションを通じて、戦略的思考、行動力を体得して頂くことを目的としています。講座では、まず、経営戦略の理論、考え方を紹介し、ゲーム理論に基づく戦略的思考の簡単なトレーニングを行います。そして、これらの知見を参考にして、ビジネススクールで採用されているケースメソッド(マネジメントにおける意思決定の場面が描かれているケース教材を活用したディスカッション教育手法)を行います。ケースメソッドでは、ケース教材の主人公の立場になって、問題は何か、自分だったらどうするかなどをクラスでディスカッションします。さらに、ケースメソッドで議論した内容を参考にして、皆さんの考えをまとめ、全員プレゼンテーションして頂きます。最後に、皆さんのプレゼンテーションに対して、コメントなどのフィードバックを行います。本講座が皆さんの実践的マネジメント能力の育成に少しでもお役に立てれば幸いです。


受講をお勧めしたい方

・若手社員~新任マネージャーとして経営全般の知識を身に付けたいとお考えの方
・このような研修を今までに受ける機会のなかった方


その他補足

・講座では電卓を使用いたしますので、必ずご自身でご持参ください。
・講座1日目の終了時に2日目のケーススタディ教材を配布いたします。配布された資料は、必ず2日目の授業開始までに熟読しておいてください。


講師紹介

宮本久男

講師
宮本久男 (みやもと・ひさお)
Communication Office Ciao 代表・株式会社ホープス公認講師

芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科修了、技術経営修士(MOT)。電機メーカーにて商品開発・企画・新市場開拓に従事。販売士一級、日本商工会議所簿記一級、日本CFO協会会員・ジェネラルCFO、米国NLP協会認定マスタープラクティショナー、他各種資格を取得。各種社内研修・スクール研修において、財務会計、マーケティング、問題解決コース、心理学コース等指導。
著書に「英語でスピーチ」(日興企画、執筆協力)などがある。

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脇坂文栄

講師
脇坂文栄 (わきざか・ふみえ)
教育コンサルタント・株式会社ホープス公認講師

国際基督教大学教養学部語学科卒業。フロリダ州立フロリダ国際大学学士号および修士号取得。日米におけるビジネス経験と、学習塾勤務を活かし、現在では、各種社内研修・スクール研修において、論理的思考、ビジネスライティング、クリティカルライティング等の講師を務める。著書に「英文履歴書」(中経出版、執筆協力)などがある。

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飯盛義徳

講師
飯盛義徳 (いさがい・よしのり)
慶應義塾大学環境情報学部 専任講師、NPO法人鳳雛塾 副理事長(ファウンダー)

慶應義塾大学において、ベンチャー経営や新事業創造などに関する授業を担当。また、地域におけるビジネススクール「鳳雛塾」を設立し、講師を務め、2003年度、日経地域情報化大賞日本経済新聞社賞を受賞。
松下電器産業などを経て、1992年に慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程入学。1994年、経営学修士(MBA)取得後、飯盛教材株式会社常務取締役、有限会社Etherguy設立、代表取締役、佐賀大学客員助教授。2002年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程入学。2005年、慶應義塾大学環境情報学部専任講師に就任。ベンチャーに関する論文多数。著書に、『地域情報化 認識と設計』(NTT出版)などがある。

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野村るり子

コーディネーター
野村るり子 (のむら・るりこ)
株式会社ホープス代表取締役社長

ペンシルバニア州立大学体育学部卒業。慶應ビジネススクールでMBA取得。フルブライト奨学生として、ハーバード大学教育大学院のEdM(教育学修士)取得。日米双方のオリンピック委員会指定クラブで体操競技指導。(財)日本オリンピック委員会強化指定コーチをへて、2000年(株)ホープスを設立。現在では、スポーツトレーニングの手法を活かし、個人向けキャリアカウンセリングや企業向けビジネス講座を展開。特に、音楽、スポーツ、演劇等のあらゆる分野において世界のトップを目指す若者たちの学業指導を行う、セレブリティー支援サービスは教育業界において、他に例がない。
主な著書に『英語でプレゼン』、『英語でスピーチ』、『英語でミーティング』(以上、日興企画)、『面白いほど身につく論理力のドリルブック』(中経出版)などがある。『Think!』(東洋経済新報社)で連載を担当。

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募集要項

日時 2006年09月16日 (土)  9:00~18:00
2006年09月17日 (日)  10:00~18:00
受講料 89,000円

※教材費・昼食代を含みます


定員 50名

※定員になり次第締め切らせていただきます

持参物 電卓
主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。

※全2回