セミナー・イベント
Harvard Business School コラボセッション
自社株買いは「悪」なのか?日米欧における現状と政策
The Stock Buyback Controversy: Facts, Fictions, and Policies
ライブラリーメンバー一般
日時
2023年08月09日
(水)
19:00~20:30
リアル開催
使用言語:英語(通訳なし)
内容
自社株買いは長い間、日本、米国、ヨーロッパにおいてコーポレートガバナンスの観点から論争を巻き起こしてきました。
この15年間で増加してきた自社株買いに対し、シンクタンク、資産運用マネージャー、企業弁護士、政治家、経済学者など多くの批評家がその弊害を指摘してきました。自社株買いをすることによって、その企業の長期視点に基づく投資やイノベーションを生むための活動、従業員への利益の還元が損なわれてきたと言われているのです。
これらの懸念は、自社株買いを規制すべきだという主張に繋がり、最終的にはアメリカでバイデン政権による1%の自社株買い税の適用に至っています。日本でも、岸田首相が自社株買いに対して懸念を示しており、総理に就任した際に自社株買いの規制発言が注目されました。
本セッションでは、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)のチャールズ・ワン教授が最新の研究成果に基づいて自社株買いを巡るメリットや問題を考察し、日本や米国などでの自社株買いの影響について議論します。
Stock buybacks have been a perennial subject of controversy in corporate governance in the U.S., Europe, and in Japan.
Citing the high level of stock buybacks over the last 15 years, critics ---from think tanks, asset managers, corporate lawyers, politicians, and economists ---warn that buybacks starve firms of capital necessary for securing their long-term prospects, impairing firms' ability to invest, innovate, and provide good wages.
These concerns have led to several proposals for regulating stock buybacks, culminating in Biden's 1% tax on such payouts. Prime Minister Kishida voiced similar concerns and proposed regulations to limit buybacks initially when he became Japanese PM.
In this session, Harvard Business School Professor Charles Wang will lead a discussion about the merits and problems associated with stock buybacks, present the latest research insights about these payouts, and discuss implications for the U.S. and Japan.
※本イベントは英語で行います。通訳は入りませんのでご注意ください。
この15年間で増加してきた自社株買いに対し、シンクタンク、資産運用マネージャー、企業弁護士、政治家、経済学者など多くの批評家がその弊害を指摘してきました。自社株買いをすることによって、その企業の長期視点に基づく投資やイノベーションを生むための活動、従業員への利益の還元が損なわれてきたと言われているのです。
これらの懸念は、自社株買いを規制すべきだという主張に繋がり、最終的にはアメリカでバイデン政権による1%の自社株買い税の適用に至っています。日本でも、岸田首相が自社株買いに対して懸念を示しており、総理に就任した際に自社株買いの規制発言が注目されました。
本セッションでは、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)のチャールズ・ワン教授が最新の研究成果に基づいて自社株買いを巡るメリットや問題を考察し、日本や米国などでの自社株買いの影響について議論します。
Stock buybacks have been a perennial subject of controversy in corporate governance in the U.S., Europe, and in Japan.
Citing the high level of stock buybacks over the last 15 years, critics ---from think tanks, asset managers, corporate lawyers, politicians, and economists ---warn that buybacks starve firms of capital necessary for securing their long-term prospects, impairing firms' ability to invest, innovate, and provide good wages.
These concerns have led to several proposals for regulating stock buybacks, culminating in Biden's 1% tax on such payouts. Prime Minister Kishida voiced similar concerns and proposed regulations to limit buybacks initially when he became Japanese PM.
In this session, Harvard Business School Professor Charles Wang will lead a discussion about the merits and problems associated with stock buybacks, present the latest research insights about these payouts, and discuss implications for the U.S. and Japan.
※本イベントは英語で行います。通訳は入りませんのでご注意ください。
講師紹介
募集要項
日時 |
2023年08月09日
(水)
19:00~20:30 リアル開催 |
---|---|
受講料 |
一般 3,300円(税込) ※アカデミーヒルズライブラリーメンバー:無料 |
受講対象者 | 一般、ライブラリーメンバー |
定員 | 40名 |
注意事項 |
■お申込みキャンセルについて |
主催 |
|
協力 |
|
会場 | アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階) |
※お申込期日:8月9日(水)正午
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