六本木ヒルズライブラリー

2018年 年間ベストセラー




オールジャンルの新しい書籍が毎日のように入荷され、「時代の流れが手に取るようにわかる」ライブラリーの新刊書棚。ご自宅等でゆっくりお読みになれるよう、10%引きで販売しています。

そんな中でメンバーの目にとまり、数多く販売されたタイトルは?
2018年の年間ベストセラーはこちらの3タイトルでした。

 
FinTechと金融の未来—10年後に価値のある金融ビジネスとは何か? 
 大和総研【編著】日経BP社【出版】
FinTechとはIT技術によって生まれる革新的な金融サービスのこと。IoT、ビッグデータ、人工知能、ブロックチェーン……2018年はまさに先端技術とビジネスが日々目まぐるしい速度で進化する一年でした。
 
そして、その進化に追いつこうと無数の解説書が出版された今年、本書がとりわけ支持を得たことには理由があります。それは「人」の視点。テクノロジーが人間を先導するのではなく、あくまで人間が正しい規範と共にテクノロジーを利用することでこそ、本当のイノベーションが生まれるのではないか。そんな問題意識を軸とした本書は、常に「10年後、顧客に対してどのような付加価値が生まれるのか」、そして「どのように人間が変化すれば、テクノロジーと共に価値を生み出せるのか」という問いを投げかけます。
 
新しい発想だけを重視するのではなく、人間にとっての価値を常に意識すること。息つく暇も無いビジネスシーンの変化の中で、私たちが向かうべき金融の未来を示してくれる、FinTech解説書の決定版です。




 
ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル
 グロービス経営大学院【著】 東洋経済新報社【出版】
「自分は文系だから」
そんな言い訳が出来ない時代になってしまいました。先端技術の知識が必要となるのは、専門家だけではありません。どんな分野であっても、これからのビジネスには必ずITスキルが問われることでしょう。
本書はITを全く知らない経営者でも分かるように、コンパクトな説明と分かりやすい図説がまとめられています。重要なのは、原理を知ることではありません。生み出される技術がどのような影響力を持ち、どのような活用が可能なのかを見極める力です。
データの利用方法にとどまらず、マーケティング戦略、リーダーシップの取り方まで、ビジネスパーソンが知っておくべきIT技術との接点が網羅されています。これからの10年をサバイブするために必携の一冊かもしれません
 
 
 

英単語の語源図鑑—見るだけで語彙が増える
 清水 建二 / すずき ひろし【著】本間 昭文【イラスト】 かんき出版【出版】
origin 名:起源、始まり、生まれ
orig(生まれる)+in(こと)→生まれ、始まり
英語を勉強したいけれど、暗記は苦手……それは「記憶の方法」が間違っているのかもしれません。本書は英単語を語源ごとに分類した英単語集。ひとつの語源を覚えてしまえば、関連した様々な語彙が一挙に把握できます。また、全ての単語にポップでかわいらしいイラストが添えられ、語源に即した単語の「正確な意味」が分かります。語源による学習でネイティブに匹敵する10000語以上の語彙が身につくことは、研究により実証されているそうです。
英単語を今一度、楽しくそして効率よく覚えたい。そんな思いからか、2018年に多くの方が手に取った一冊でした。
 



FinTechと金融の未来

大和総研
日経BP社

ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル

グロービス経営大学院 : 嶋田毅
東洋経済新報社

英単語の語源図鑑—見るだけで語彙が増える

清水建二 : すずきひろし
かんき出版



2019年はどのような書籍が世に出され、話題を呼び、トレンドを生んでいくのでしょうか? 眺めてみれば世相がわかり、これからの未来が見えてくる。
ライブラリーの書棚では、オールジャンルの新刊を取りそろえ、みなさまのお越しをお待ちしています。