六本木ヒルズライブラリー

星空入門からAI、哲学、日米関係、働き方改革まで
メンバー向けの『ライブラリーイベント』ってどんなイベント?

※AHM読者5名様を12/13(水)開催のライブラリーイベント「グラフィックレコーディング ワークショップ」とライブラリーミニ見学ツアーに特別ご招待!

更新日 : 2017年11月14日 (火)


都心の一等地、49階という高層階からの素晴らしい景色を眺めながら、お気に入りの本を読んだり、集中して仕事や勉強に取り組むなど、9,000円の月会費で職場でも自宅でもない時間と場所を手に入れることができる六本木ヒルズライブラリー。そのメンバーの数ある特典のなかの一つに、メンバーが無料で参加できるセミナーやワークショップがあります。話題のトピックのセミナーやベストセラーの著者によるトークセッションなど、そのテーマは実に多岐にわたります。

ここでは、そんな多彩なライブラリーイベントのご紹介と、記事の最後には、12月に開催されるライブラリーイベント、グラフィックレコーディングのワークショップ『感情から生き方・働き方を描くエモグラフィワークショップ』とライブラリーミニ見学ツアーへのご招待のご案内をさせていただきますので、最後まで是非、読んでくださいね。

政治を読み解く長寿イベント:カーティス教授の政治シリーズ


ライブラリーイベントの中でも断トツの”ロングセラー”、『カーティス教授の政治シリーズ』は、すでに12年目となる大長寿シリーズです。日本政治研究の第一人者で、現在はコロンビア大学政治学名誉教授のジェラルド・カーティス教授によるセミナーで、日本の政治家とも親交が深く、報道だけでは知り得ない政治の裏事情にも通じています。政治を読み解く上で有意義なお話を聴くことができるので、メンバーの中には「カーティス教授ファン」も多数います。主なテーマは、日本国内や日本と日本を取り巻くアジアの国々との関係および日米関係についてで、特に今年はトランプ氏がアメリカの新大統領に着任し、日米関係や東アジア諸国との関係に多大な影響をもたらすため、例年にも増してこのセミナーへの注目度が高まりました。

第1回は、アメリカ大統領にトランプ氏が就任してから2カ月というタイミングでの開催で、アメリカ国民の驚きと戸惑いの様子をリアルに伝えていただきました。続いて第2回は、北朝鮮のミサイル発射による度重なる挑発や、北に融和的と言われる文在寅韓国新大統領の就任という時期での開催。このセミナー直前まで文在寅政権のキーパーソンとの会談で韓国に滞在していたカーティス教授に最新の韓国の動向についてお話いただきました。さらに第3回では、唐突に決定された日本の解散総選挙のゆくえについてと、相変わらず暴走が止まらない北朝鮮に対して、「圧力」と「対話」と各国の意見が分かれる中で、日本はどうしていけば良いのか?私たち国民がどう考えているか?会場からの意見や質問を聞きながらの参加者全員でのディスカッションとなり、会場から寄せされたライブラリーメンバーの意見にカーティス教授が感心する場面もありました。

最新のトピックスが目白押し:メディアとのコラボレーションイベント



また、メディアとのコラボレーションイベントも行っています。朝日新聞GLOBEとのコラボレーションでは、朝日新聞の日曜版「GLOBE」で取り上げたトピックや人についてさらに深堀するトークセッションを開催しています。第11回で取り上げたテーマはAI。

「人工知能と脳科学」の研究分野の第一人者の沖縄科学技術大学院大学教授の銅谷 賢治さんと、最先端のAIベンチャーで、世界のトップ企業のひとつでもあるプリファード・ネットワークス副社長の岡野原 大輔さんに現状と課題についてご報告いただきました。その後、2045年に訪れると言われている「シンギュラリティ」についておうかがいすると、「AIはコピーして同じものをつくることができるが、逆にコピー出来てしまうことが弱みなるかもしれない。心というものの定義にもよるが、人の想いなど、とらえどころのないものをそれなりに理解して予測するということは、AIにもある程度は出来るかもしれない。よって将来、人工知能が心のようなものを持つ可能性はあるが、いくつも複製可能なAIに対し、人々は人間に抱くような深い愛情を感じることは出来ないのかもしれない。」と銅谷さん。

いっぽう岡野原さんは、「人間も同じだけれど、人工知能も完全ではなく、人間からするととんでもない間違いを起こすこともある。人間と機械とでは得意な部分が違っているので、人間に代わるものではなく、共存していくのではないか。例えば飛行機のように、飛ぶという機能はあるが鳥とは形も違うし、エネルギー効率も劣る。人間は飛行機の限界を知っていて上手く使いこなしている。AIも同じように、人間が上手く使いこなすことが出来るのではないか。」とお話くださり、お二人ともAIと上手に付き合う事で良い関係が築けるのではないかという比較的ポジティブなご意見を伺いました。

未来の人工知能の舵取りをされている最前線のお二人のお話は深く難しいものでしたが、未来にを光を感じるセミナーでした。

クリエイティビティを養う脱力系ワークショップ:New Consept採集


AIの最先端の話に頭をフル回転させたかと思えば、こちらは、Forbes JAPANと電通総研とアカデミーヒルズライブラリーのコラボレーションで開催しているクリエイティビティを刺激するちょっと脱力系のライブラリーイベント。全国で新しいコンセプトを「採集」するというミッションを遂行する電通総研Bチームが毎月Forbes JAPANに掲載しているページ「New Concept採集」の番外編リアルイベントです。

6月に開催された第5弾は、最近、功を奏しているダジャレを使った新商品開発やプロモーション、PRを「ダジャレノベーション」と名付け、ダジャレをアイデア発想のツールとして捉え直し、そのツールをみんなで使いこなそうというワークショップ。まずは、周辺情報の共有として、「願掛けお菓子市場」に代表される大企業が大真面目に取り組んでいるダジャレプロモーション事例の紹介やPRの費用対効果が抜群に良い青森県の鶴田町の「ツル多はげます会」の取り組みの紹介に会場は大笑いに。

続いて、本題のワークショップでのお題目は「バイオリサーチ」。あまり身近とは言えないバイオリサーチの専門用語でダジャレを作り、それを新商品として用法を考えるというもの。ファシリテーターも唸るような秀逸なダジャレが次々と発表され、楽しくも大変有意義なワークショップとなりました。

インタラクティブなランチセミナー:働き方改革2.0



ライブラリーイベントの多くは平日夜に開催されますが、Newspicksとのコラボレーションで、プロピッカーと意見交換を行うインタラクティブなランチセミナー「働き方改革2.0」は、ランチタイムに昼食をとりながらの開催となりました。人生100年時代となった今、これまでのワークスタイル、ライフスタイルについて改めて考える機会として企画され、安倍首相が第1回「働き方改革実現会議」で表明した9項目の課題にも含まれる「メンタルヘルス」、「モチベーション」、「兼業副業」について意見を交わす3回シリーズ。

メンタルヘルス編では、産業医の大室 正志さんが、寿命が延びただけ一生で働く年数も増える上、世の中が便利になったことでいつでも仕事ができるようになり、私たちの脳を休ませる暇がなくなっていると警鐘を鳴らします。そんな時代に、かつてのモーレツ社員時代と同じ感覚で仕事をしていては心も体も壊れてしまうので、これまでの働き方の常識を変える必要があると訴えます。

2回目のモチベーション編では、リンクアンドモチベーション執行役員の麻野 耕司さんに、モチベーションを保つための個人と企業がすべきことについてお話しいただきました。働く時間や場所がバラバラになり、個人の「自由」が高まると組織の「統合」が弱くなってきます。そこで求められるのが「モチベーションマネージメント」。企業と従業員の相互理解・相思相愛度合いを表す「エンプロイーエンゲージメント」を高めて従業員のモチベーションを高めることが重要だと言います。

そして、このシリーズの最後は、一番関心の高かったテーマ「兼業副業編」。実際にソニー株式会社に勤務しつつ学生時代に起業した自らの事業、ハピキラFACTORYの代表も務める正能 茉優さんに「兼業」するにあたっての心構えをお話いただきました。兼業という前例のない企業に認めてもらう方法や、新しい働き方をめぐって同僚の間で摩擦を生まないコミュニケーション力、また、兼業でやることが膨大になり、忙殺されて失いかけた仕事へのモチベーションとプライベートを、「人生配分表」を作って取り戻した経験も共有いただきました。

12/13(水)開催「グラフィックレコーディング ワークショップ」に特別ご招待!



このようにこれまで開催してきたライブラリーイベントの一部をご紹介しましたが、このほかにも、毎回一つの国をテーマにして、旅するようなセミナーとパーティを開催する「World trip」やメンバー交流会なども開催しています。皆さんもライブラリーのメンバーになって、こんなイベントに参加してみてはいかがですか?
 
ご興味のある本メルマガ読者5名様を12/13(水)開催のライブラリーイベント、グラフィックレコーディングのワークショップ『感情から生き方・働き方を描くエモグラフィワークショップ』とライブラリーミニ見学ツアー特別ご招待いたします。ご希望の方は、こちらからご応募ください。
 
 最後までお読みいただき、有難うございます!

●アカデミーヒルズ ライブラリーとは