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勝負の年

ー アカデミーヒルズ理事長・竹中平蔵

更新日 : 2014年01月01日 (水)

新年のごあいさつ




2014年を「勝負の年」と位置付けました。

昨年、日本経済はアベノミクス効果により、大きく動き始めました。今年は、この動きを確かなものにするための、勝負の年になるでしょう。成長戦略の柱「国家戦略特区」による規制緩和を具体化(見える化)することが、最重要課題になります。

また、2020年のオリンピック・パラリンピックが東京に決定したことは、大きなトピックスです。この2020年に向けて、東京はアクションプランをつくり、行動し始める年になります。正に勝負の年と言えます。
今年の3月に開通する「新虎通り」は、オリンピックのメイン会場となる東京ベイゾーンとオリンピックスタジアムを繋ぐ“オリンピック道路”の役割が期待されます。東京は6年後に向けて具体的に進み始めています。

重要なことは、ハードとソフト(コンテンツ)の両輪で進めることです。世界最大のコンテンツと言えるオリンピックの開催は、東京の露出度がアップし、日本のソフトパワーを高める絶好の機会でもあります。
このチャンスを確実に掴むためには、我々一人ひとりの「個の力」の集結が必要です。
そのために、アカデミーヒルズは、“個の力が集結・結合する場”を目指し、勝負の年をスタートします。2020年という大きな目標に向かって、東京、そして日本のソフトパワーの向上に繋げたいと思います。


セミナー情報

2014年2月6日 (水) 12:00~13:30 竹中平蔵氏が「六本木ヒルズクラブ ランチョンセミナー」に登壇いたします。2年目を迎えたアベノミクスの今後の展開について、お話いただきます。

  アベノミクスの新展開

竹中平蔵(アカデミーヒルズ理事長/慶應義塾大学教授 グローバルセキュリティ研究所所長)第2次安倍内閣は、相互に補強し合う関係にある「三本の矢」(いわゆるアベノミクス)を一体として推進し、長期にわたるデフレと景気低迷からの脱却を現下の最優先課題としています。2年目を迎えたアベノミクスの今後の展開について竹中氏にお話いただきます。