記事・レポート
活動レポート
奥山塾 in「山形工房」見学ツアー開催!
~「ものづくり」だけではなく「ことづくり」の現場を体感~
日本元気塾活動レポート
アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート
開催日:2011年2月10日(木)@山形
文・写真/さの
御殿堰外観。蔵と堰を軸とした施設全体のマスタープラン、内外装デザインも奥山さんによるもの。

天童木工ショールーム。右にあるのが「山形工房」ブランドのコートハンガー。
奥山清行さんが講師をつとめる日本元気塾「奥山塾」がアカデミーヒルズを飛び出し、奥山清行プロデュース「山形工房」見学ツアーにいってきました。
「山形工房」は、山形の伝統的な地場産業と、それを支える職人の高い技術にルーツに、奥山さんが新たにデザインをしたプロダクトを、一つのブランドとしてまとめています。
今回訪問したのは、下記の5箇所。普段は入れない、貴重な現場を目の当たりにしました。
■KEN OKUYAMA CASA 御殿堰ショップ
約400年間山形を見守りながら流れ続けている「山形五堰(ごせき)」。そのひとつである山形市七日町を流れる「御殿堰(ごてんぜき)」のほとりにあるKEN OKUYAMA CASA 御殿堰ショップ。お店がお休みの日に特別に入店させていただきました!
■天童木工様
成形合板(木の薄い板を接着剤であわせ、型に入れてさまざまな形状に成形した材料)を日本で初めて確立した天童木工の技術を見学。
「山形工房」は、山形の伝統的な地場産業と、それを支える職人の高い技術にルーツに、奥山さんが新たにデザインをしたプロダクトを、一つのブランドとしてまとめています。
今回訪問したのは、下記の5箇所。普段は入れない、貴重な現場を目の当たりにしました。
■KEN OKUYAMA CASA 御殿堰ショップ
約400年間山形を見守りながら流れ続けている「山形五堰(ごせき)」。そのひとつである山形市七日町を流れる「御殿堰(ごてんぜき)」のほとりにあるKEN OKUYAMA CASA 御殿堰ショップ。お店がお休みの日に特別に入店させていただきました!
■天童木工様
成形合板(木の薄い板を接着剤であわせ、型に入れてさまざまな形状に成形した材料)を日本で初めて確立した天童木工の技術を見学。

多田木工製作所。一本一本が職人の手曲げによる特殊加工の“1点物”。

オリエンタルカーペット。奥山さんが山形の自然をイメージして描いたデザイン。タペストリーとして購入する人も。美しい・・・。

@KOD山形スタジオ。おつかれさまでした!
■多田木工製作所様
木を螺旋(スパイラル)に曲げるために試行錯誤を重ねた経緯を、職人の方から直接お伺いしました。
※エキストラオプションで、限定3名の方は菊地保寿堂様へも訪れました。
■オリエンタルカーペット様
文化としての伝播でなく、昭和10年中国より技術者を招聘し、独自の歩みを続けて来た山形緞通(だんつう)。バチカン宮殿、迎賓館等にも納入している由緒正しきカーペット。実際に織っている現場を見せていただきました。
■KEN OKUYAMA DESGIN 山形スタジオ
最後は奥山さんのスタジオでまとめをし、見学プログラムは修了。壁一面に、デザイン画。中央には黄色のフェラーリ。車のクレイモックアップや、これから商品化される試作品の数々。奥山さんのデザイン部屋に、参加者一同、大興奮でした。
“もの”ができあがる背景には、昔から培ってきた素晴らしい技術、歴史がある。今回、そのストーリーを実際作った方からお話いただくことで、目の前にある“もの”に対する思い入れが本当に強くなりました。
「奥山さんは、今まで(社内で)当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなく、価値あるものだと気づかせてくれた。」
これは企業の方が、奥山さんとの“ものづくり”について、共通しておっしゃっていた言葉です。
単に安いから、機能がいいからという理屈ではなく、欲しくてたまらない気持ちを育むためには、“ものづくり”だけではなく“ことづくり”からはじめることが大切であると、体感できた素晴らしい1日でした。
木を螺旋(スパイラル)に曲げるために試行錯誤を重ねた経緯を、職人の方から直接お伺いしました。
※エキストラオプションで、限定3名の方は菊地保寿堂様へも訪れました。
■オリエンタルカーペット様
文化としての伝播でなく、昭和10年中国より技術者を招聘し、独自の歩みを続けて来た山形緞通(だんつう)。バチカン宮殿、迎賓館等にも納入している由緒正しきカーペット。実際に織っている現場を見せていただきました。
■KEN OKUYAMA DESGIN 山形スタジオ
最後は奥山さんのスタジオでまとめをし、見学プログラムは修了。壁一面に、デザイン画。中央には黄色のフェラーリ。車のクレイモックアップや、これから商品化される試作品の数々。奥山さんのデザイン部屋に、参加者一同、大興奮でした。
“もの”ができあがる背景には、昔から培ってきた素晴らしい技術、歴史がある。今回、そのストーリーを実際作った方からお話いただくことで、目の前にある“もの”に対する思い入れが本当に強くなりました。
「奥山さんは、今まで(社内で)当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなく、価値あるものだと気づかせてくれた。」
これは企業の方が、奥山さんとの“ものづくり”について、共通しておっしゃっていた言葉です。
単に安いから、機能がいいからという理屈ではなく、欲しくてたまらない気持ちを育むためには、“ものづくり”だけではなく“ことづくり”からはじめることが大切であると、体感できた素晴らしい1日でした。

スタジオ内をセグウェイでスイスイ~っと移動する、奥山さんのおちゃめな一面。
私たちスタッフは日帰り弾丸ツアーとなりましたが、宿泊した塾生は、夜は奥山さんと3次会まで行ったとか・・・。さらに翌日山寺観光をする方もいて、山形をたっぷり満喫のツアーとなりました。
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