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7月開催のライブラリートークレポート

~ライブラリーメンバー限定:旬な話題や情報をお届けするライブラリートーク~

ライブラリートーク

六本木ライブラリーメンバー、平河町ライブラリーメンバーを対象に開催している「ライブラリートーク」。
2011年7月は、<政治>、<日本文学>、<現代美術>と普段なかなか触れることのないテーマを取り上げ開催しました。その様子をレポートします。

カーティス教授の政治シリーズ 2011年最終回

ライブラリートーク後は、カーティス教授を囲み意見交換会の開催
ライブラリートーク後は、カーティス教授を囲み意見交換会の開催
2006年から毎年3回開催している『カーティス教授の政治シリーズ』。2011年最終回のテーマは「日本を変える力」。東日本大震災後の日本の現状についてお話いただきました。シリーズを通じて「政治に頼らず自分達考え行動しなくてはいけない」と語るカーティス教授。
日本の政治は混迷を極めていますが、被災地では今地方を中心とした積極的な動きが出ています。宮城県では震災復興会議が開かれ積極的な議論がされ、先日復興に向けて今後10年間の道筋を示す「県震災復興計画」の最終案も先日決定し、地方主導の動きが加速しています。

「危機はリーダーを生む」
この状況を打開し、明日への一歩を踏み出せるような強いリーダーシップを持つ人が現れることを期待したいとメッセージを残されました。

リビングライブラリー -「生きている本」が語る多様な人生

シリーズのファシリテーター:中邑 賢龍さん
シリーズのファシリテーター:中邑 賢龍さん
「リビングライブラリー」とは、図書館にある本が私たちにさまざまな情報を伝える(結局本とははそういうものですよね)のと同じように、一人一人の人が「本」となって、自分の経験したことや考えという情報を他の人に伝える、ライブのイベントです。一度参加した人は次回も必ず来てしまうと言われるくらい、大変ユニークで、心を癒される時間となります。今回「本」となっていただいたお二人からは、障害のある子どもの母親であるとはどういうこと ? 、アーティストとは毎日何をしているのだろう ? ということについて、一般の私たちには想像もつかないリアルな実感を共有させていただきました。

ライブラリーメンバー限定 森美術館 南條館長によるギャラリーツアーを開催


ライブラリーメンバー限定30名のプレミアトーク
ライブラリーメンバー限定30名のプレミアトーク

森美術館で2011年3月26日~8月28日の期間中開かれている「フレンチ・ウィンドウ展」。展覧会をより深く楽しむためのギャラリーツアーをライブラリーメンバー限定で開催しました。南條史生氏(森美術館館長)によるレクチャーでは、南條館長が訪れた各国の著名なコレクター達のアパルトマンに所蔵している現代アートの作品をスライドで見ながら、最新のアート情報について学びました。

その後の南條館長によるギャラリーツアーでは、『フレンチ・ウィンドウ展』に展示されているアート作品の背景やアーティストの紹介を交えながら鑑賞することによって何倍も楽しくそして現代アートを身近に感じることが出来ました。参加者からは、「現代アートをもっと知りたい、本当に楽しい時間でした」と大満足の声が多数寄せられました。

六本木ライブラリーでは、毎月様々なテーマでライブラリートークを開催しております。
ライブラリーでのイベントはイベントカレンダー よりご確認ください。

関連書籍

政治と秋刀魚—日本と暮らして四五年

カーティス,ジェラルド
日経BP社

疾走するアジア—現代アートの今を見る

南條史生
美術年鑑社


六本木ライブラリー メンバー募集中!

今回レポートした「ライブラリートーク」をはじめとしたイベント、ネットワーキングの場としても活用されています。

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