六本木ヒルズライブラリー
「会社と個人の関係」と「モノポリーとリアル不動産投資を組み合わせたアイディア」
~ 第56回 個人事業研究会公開講座 ~
メンバーズ・コミュニティ
更新日 : 2012年06月29日
(金)
開催日:2012年6月6日(水) 19時15分~21時15分
1.会社の価値と個人の関係について
従来の価値観からすると会社の概念は工場生産を思い浮かべます。
どういうことかというと、営業職なら全員が同じパンフレットを支給され、同じような営業トークを求められます。また、マニュアルが完備され、お客様からの問い合わせには過去事例をまとめたベストプラクティスで対応するのです。つまり、工業製品のようなシステマチックで均一の対応をする社員が求められている。その証拠に、セールスフォースなど営業管理ツールを提供する会社は売上げを伸ばしている(使いこなせているかどうかは別ですが)。経営側からすると社員の能力の均一化は、企業のコンプライアンスから見ても都合がよいのです。さらに、個人情報保護の影響もあるのか、会社名に隠れて社員個人の顔が見えにくくなってしまっています。
その一方で、Facebookを代表として、個人名で登録するSNSが登場します。
顔が見えない、社員を均一化させたい会社に対し、Facebookという仕組みは個人を引きずり出すのです。さらに最近のビジネス雑誌には、一人で会社の売り上げを背負っているようなスーパービジネスパーソンまでが登場します。その結果、会社に所属しているとしても、あることに注意しなければならないという意見が提示されました。会社員生活が長い人ほど「あること」を準備していないといけない。
個人事業研究会の出席者のみで共有された貴重な情報です。
どういうことかというと、営業職なら全員が同じパンフレットを支給され、同じような営業トークを求められます。また、マニュアルが完備され、お客様からの問い合わせには過去事例をまとめたベストプラクティスで対応するのです。つまり、工業製品のようなシステマチックで均一の対応をする社員が求められている。その証拠に、セールスフォースなど営業管理ツールを提供する会社は売上げを伸ばしている(使いこなせているかどうかは別ですが)。経営側からすると社員の能力の均一化は、企業のコンプライアンスから見ても都合がよいのです。さらに、個人情報保護の影響もあるのか、会社名に隠れて社員個人の顔が見えにくくなってしまっています。
その一方で、Facebookを代表として、個人名で登録するSNSが登場します。
顔が見えない、社員を均一化させたい会社に対し、Facebookという仕組みは個人を引きずり出すのです。さらに最近のビジネス雑誌には、一人で会社の売り上げを背負っているようなスーパービジネスパーソンまでが登場します。その結果、会社に所属しているとしても、あることに注意しなければならないという意見が提示されました。会社員生活が長い人ほど「あること」を準備していないといけない。
個人事業研究会の出席者のみで共有された貴重な情報です。
2.不動産投資ビジネスのアイディア
不動産関係を仕事にしている参加者より。
不動産投資では、投資している感覚と自分の家(所有)を持つ感覚は切り分けないといけない。買うと決めたものは見に行かない(執着をもってしまうから)。みんなが望むところは損をするから、古いビルを中心に投資していた。この古いビルは構造計算から耐用年数を考慮するなど、外装や内装からではわからないノウハウが多く存在する。リスクの判断として何十%のリスクと何%のリスクを受け入れるかという話になる。安全を担保するのにどれくらいの経済合理性を受け入れるかはユーザーが判断すべき問題ではないか?リスクとリターンは同じで、リスクをどう排除して利益を確保するかが問題投資に絡むビジネスじゃないと将来がない。消費のビジネスは価格がどんどん下がっていく。価格競争になってしまう。貯蓄と消費から投資という第三の選択があってもいいだろう。何もしないとリスクになる(年金は大丈夫なの?)。
そこで、他にマネのできないノウハウを持っているので、古いビルに対してファンドを作り投資家を募る。ただし、ここまでは従来のファンドと同じ。従来のファンドは森ビルと同じく古いビルを整理して巨大なビルにする。新規のアイディアとしては、古いビルをそのままにソーシャルゲームと連動させてファンドを募る。ソーシャルゲームはアイテム課金をしているが、所詮はバーチャルなもの。古い物件ファンドは、数百万円の不動産を多数のソーシャルゲーマーがアイテムとして購入する。場合によっては100円単位でもかまわない。この不動産をゲームアイテムの様に課金する。もちろん、リアルでの賃貸料はゲーマーに還元する仕組み。モノポリーを現実の不動産と連携していると考えると良いかも知れない。
不動産投資では、投資している感覚と自分の家(所有)を持つ感覚は切り分けないといけない。買うと決めたものは見に行かない(執着をもってしまうから)。みんなが望むところは損をするから、古いビルを中心に投資していた。この古いビルは構造計算から耐用年数を考慮するなど、外装や内装からではわからないノウハウが多く存在する。リスクの判断として何十%のリスクと何%のリスクを受け入れるかという話になる。安全を担保するのにどれくらいの経済合理性を受け入れるかはユーザーが判断すべき問題ではないか?リスクとリターンは同じで、リスクをどう排除して利益を確保するかが問題投資に絡むビジネスじゃないと将来がない。消費のビジネスは価格がどんどん下がっていく。価格競争になってしまう。貯蓄と消費から投資という第三の選択があってもいいだろう。何もしないとリスクになる(年金は大丈夫なの?)。
そこで、他にマネのできないノウハウを持っているので、古いビルに対してファンドを作り投資家を募る。ただし、ここまでは従来のファンドと同じ。従来のファンドは森ビルと同じく古いビルを整理して巨大なビルにする。新規のアイディアとしては、古いビルをそのままにソーシャルゲームと連動させてファンドを募る。ソーシャルゲームはアイテム課金をしているが、所詮はバーチャルなもの。古い物件ファンドは、数百万円の不動産を多数のソーシャルゲーマーがアイテムとして購入する。場合によっては100円単位でもかまわない。この不動産をゲームアイテムの様に課金する。もちろん、リアルでの賃貸料はゲーマーに還元する仕組み。モノポリーを現実の不動産と連携していると考えると良いかも知れない。
次回のスケジュール
次回の個人事業研究会は7月3日(火)に開催です。
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