六本木ヒルズライブラリー
ブックナビクラブ 2019年7月の定例会
メンバーズ・コミュニティ
更新日 : 2019年07月24日
(水)
今月は奇数月なので本来ならば平日夜の開催のはずですが、主催者の都合と会場手配の関係で7月13日(土)の10時から開催し、三連休の初日にもかかわらず常連さん10名が参加しました。
定例会で紹介された本すべてについて記載するのは労力的に難しいため、「本の内容から外れて盛り上がった。」という視点で3冊を選び紹介します。
「多数決を疑う——社会的選択理論とは何か」の紹介では、社会人になるとトップダウンでの決定が一般的で、ケータリングでの注文内容などの些末なこと以外多数決はあまり採用しないといった意見や、議題の作り方(聞き方)で結果が変わってくることがある、少数意見の切り捨てなど、必ずしも完璧な意思決定方法ではないが最良な方法ではある。といった意見がありました。
「「みんなの学校」が教えてくれたこと」の紹介では、公立の小学校なのにこんなに変わった取り組みができることに驚いた。といった意見や、従前通りのことをするだけの組織ならばトップの力量に左右されないが、新しいことを始めようとするとトップの力量に左右される。といった意見がありました。
「図説 バルカンの歴史」の紹介では、この本を選んだ理由が最近バルカン半島に旅行に行ったためであること、バルカン半島はワインがおいしくまだ物価が安いのでお勧めであること、世界の物価を比べるのにマクドナルドのビッグマックで比較するビッグマック指数が有名だが、サブウェイのBLTも比較するのによい。等の意見がありました。
7月の定例会で紹介された本は以下の通りです。
・日本人は「やめる練習」がたりてない 野本 響子 (著)
・あのこは貴族 山内 マリコ (著)
・図説 バルカンの歴史 柴宜弘 (著)
・歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ 甲斐 みのり (著), 鍵岡龍門 (写真)
・「みんなの学校」が教えてくれたこと 木村 泰子 (著)
・陰翳礼讃 谷崎 潤一郎 (著), 大川 裕弘 (写真)
・多数決を疑う——社会的選択理論とは何か 坂井 豊貴 (著)
・「みんなのミュシャ」展 図録
・優しい鬼 レアード・ハント (著), 柴田元幸 (翻訳)
・雰囲気からして美人 渡邉 季穂 (著)
8月の定例会は8月17日(土)10:00から開催予定です。
ブックナビクラブの定例会は、偶数月は土日祝祭日の10時から、奇数月は休前日の19時15分から開催します。事前登録等不要ですので、ご紹介いただける本を1冊持ってお立ち寄りください。
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