2015年05月25日 (月)  19：15～20：45

10年目を迎えた「カーティス教授の政治シリーズ」。
2015年度は、5月、10月、来年1月の3回を予定しています。


【第1回の概要】

第1回のテーマは「日米関係そして中国」。
4月下旬に訪米する安倍首相。オバマ大統領との首脳会談や、日本の首相として初めて米上下両院合同会議での演説が予定されています。安全保障と経済における日米関係の強調がキーになると思われます。
その裏には、中国の動きがあります。
中国が主導するアジアインフラ投資銀行（AIIB）の設立の準備が進んでいます。創立メンバーは57カ国。
これにより米国が主導してきた戦後の国際金融体制の転機を迎えようとしています。
今回は、日米関係と中国の動きについてカーティス教授の考えを話いただく予定です。


【ジェラルド・カーティス　プロフィール】
1940年ニューヨーク生まれ。1962年ニュー・メキシコ大学卒業。1964年コロンビア大学修士課程終了。1969年同大学博士号取得、1968年からコロンビア大学で教鞭をとり、現在コロンビア大学政治学教授、早稲田大学客員教授。1973年から91年まで、コロンビア大学東アジア研究所長を12年間務める。慶応大学、政策研究大学院大学、コレージュ・ド・フランス、シンガポール大学など客員教授を歴任。中日・東京新聞の客員及びコラムニストのほか、新聞、テレビなど内外のマスコミで活躍。三極委員会委員、米外交評会委員、米日財団理事。大正正芳記念賞、中日新聞特別功労賞、国際交流基金賞、旭日重光賞を受賞。主な著書に『代議士の誕生』、『日本型政治の本質』、『日本政治をどう見るか』、『永田町政治の興亡』『政治と秋刀魚』など。